著者
徐 屹暉 岩元 泉
出版者
鹿児島大學農學部
雑誌
鹿児島大学農学部学術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
no.63, pp.1-12, 2013-03

近年,中国当局は頻発した食中毒や残留農薬などの問題を非常に重視し,環境の質と食品の安全の向上を重要な政策に位置づけ,全国で「無公害・緑色食品,有機食品」の推進政策を実施している。それに伴い,中国の有機農業の進展が加速され,特に,沿岸部及び内陸大都市部で有機農産物需要が高まりをみせている。とりわけ富裕層,及び健康関心層の有機農産物への需要が高まりつつあることで国内市場が成長し,それが現時点の有機ブームになっている。本研究では,中国有機農業の発展にともなう有機認証システムの構築についての整理し,有機認証機関の役割について明らかにする。とくに,中国においては二つの国家レベルの有機認証機関が設立されており,近年は国内向けの有機認証機関と輸出するための外国向けの有機認証機関が分かれており,認証対象についても各々明確に仕分けが行われ,それぞれの役割を果たしていると言われているが,その実態を明らかにする。

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