著者
鈴木 渉 齋藤 玲
出版者
宮城教育大学
雑誌
宮城教育大学紀要 (ISSN:13461621)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.223-230, 2015
被引用文献数
1

本稿の目的は,まず,第二言語習得研究(Second Language Acquisition Research),特に,第二言語学習におげるアウトプット(話すことや書くこと)の役割に関する研究について概観し,次いで,認知心理学の観点から,それらの研究の課題や今後の方向性について展望することである。本稿で取り上げる認知心理学における知見とは,記憶検索(memory retrieval)の現象のひとつとしての検索経験(retrieval practice)の効巣である。本稿では,検索経験の効果に関する近年の研究成果に基づいて,第二言語学習におけるアウトプット研究のこれからの展開の可能性を示したい。

言及状況

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

1 1 https://t.co/MWbxOV9iVV
CiNii 論文 -  第二言語学習におけるアウトプットの効果に関する研究の課題と今後の展望:認知心理学の観点から https://t.co/SdxewFayui

収集済み URL リスト