著者
松山 一紀
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.83-106, 2013-09

[概要] 組織にとって, 従業員の組織に対する帰属意識は重要な管理項目のうちの一つである。 そこで, 本稿では, モラールや忠誠心などの類似概念を検討することによって, 組織に対する帰属意識について考える。 日本における帰属意識研究は組織コミットメント概念の登場により, 劇的に進んだが, 日本人労働者の帰属意識を明らかにするためには, 忠誠心について理解することが必要であることを論じる。 [Abstract ] The employee's sense of belonging to the organization is one of the important control points for the company. The purpose of this paper is, therefore, to explore the sense of belonging to the organization by a review of similar concepts like "morale" and "loyalty." Appearance of the concept of organizational commitment has led a large step forward in the study of a sense of belonging in Japan. To clarify the Japanese employee's sense of belonging, however, requires a deep understanding of the loyalty.

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近畿大学教員 松山一紀さんの 日本人の帰属意識に関する論文より https://t.co/7CJVqaQfCn ほんの一部抜粋すると、 日本人は過去敗戦により国体への忠誠心は失われた とある。 戦後からは企業や、おそらく宗教が抜けた忠誠心を埋めており、 今尚ネット、オンラインサロンへと所属先が移っている

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