- 著者
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加賀谷 紀子
- 雑誌
- 八戸学院短期大学研究紀要 (ISSN:21878110)
- 巻号頁・発行日
- vol.42, pp.81-89, 2016-03-31
我が国は世界一の長寿国である。そのことから認知症の増加に伴い認知症予防の研究や治療が試みられている。昨今、入所施設不足が大きな問題として挙げられているが、家族が介護する理由として、①家族が望んで介護する一つの使命感②経済的理由で施設入所ができない③配偶者の親であるため介護を強いられるなど様々でありこれらに共通することは、介護を担う家族の心身の負担である。家族に一方的に押し付けるのでなく家族の心理的変化を受け止め「認知症の人の理解や接し方の指導などの働きかけ、家族の負担軽減のための自治団体の支援、家族が抱えている悩み、問題の察知-集いなどのへの参加」に加え、負担軽減に繋がるために必要な情報の発信を行うなど看護の果たす役割は大きい。