著者
桂木 健次
出版者
富山大学経済学部
雑誌
富大経済論集 (ISSN:02863642)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.141-154, 2016-07

国債の償還は,「未来世代のGDP(付加価値)」によってされているというのではなく,経済実体が消費を通して将来に向けて最終的な付加価値であるGDPを生み出すための中間消費とみなされる金融(通貨価値)の「シャドー・プライス」を意味する通貨発行益から償還させられていく。一般予算からの税収や借金(国債)を財源として歳出されている「国債費」は,定率繰入として主に償還される債券に裏書されている「付利」の支払い並びにその償還の会計運用積立に充てるためである。つまり,将来世代なる近未来が税金から負担するのは,「利払」分並びに特別会計運用経費である。

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CiNii 論文 -  政府債務の償還と財源の通貨発行権(借換債と交付債)について https://t.co/01Dv72GGvW #CiNii
@kenjikatsu @impact_free_mk2 "金利スワップ"には、貴殿の2016年7月論文https://t.co/1WU0ulsEcR中の利差益®™に近い響きの感じもしたが、 貴殿の利差益®™は、むしろ、金利下降下での、低金利への借換メリットhttps://t.co/UnkELXpJ8s https://t.co/kbjOv1aKhtのほうが近いのかどうなのか、 https://t.co/2nFDciBYU9
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