著者
橋本 恭之 木村 真
出版者
關西大学經済學會
雑誌
關西大學經済論集 (ISSN:04497554)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.165-195, 2014-09-10

本稿の目的は、夕張市財政の現状を把握し、財政再建計画および財政再生計画の進行状況をあきらかにすることである。本稿で得られた結果は、以下のようにまとめることができる。第1に、夕張市は、多額の債務を抱えているものの、毎年の返済は確実におこなわれており、夕張市の財政再建自体はほぼ順調に推移している。第2に、夕張市では、当初の想定以上の人口流出が続いている。第3に、歳出削減の半分程度が人件費カットによるものだ。第4に、夕張市の基幹税である個人住民税、固定資産税の税収は、財政破綻後に新たに超過課税を導入したにもかかわらず減少が続いている。

言及状況

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@yutakashino 私も破綻した後の詳細を示した文献を前から探していたのですが、夕張市の破綻のような地方自治体の事例研究はいくつかあるのですが、国家の破綻についての文献はなかなかないですね。https://t.co/6ByDFyn09C ラインハート&ロゴフは成長率やインフレ率のざっくりしたデータしかないですし。

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