- 著者
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武島 良成
- 出版者
- 京都教育大学
- 雑誌
- 京都教育大学紀要 (ISSN:21873011)
- 巻号頁・発行日
- no.129, pp.15-29, 2016-09
本稿は,沖縄県読谷村を1つの「戦争遺跡」と捉え,1945年4月1日の同村北西部の軍と住民の様子を掘り下げるものである。その際,アメリカ軍の様子を掴むために,「米海兵隊太平洋戦争記録」の各種レポートを活用する。これらのレポートには,連隊・大隊のものが含まれており,かなり細かなレベルで隊の動きを追うことができる。また,『読谷村史』の編纂過程でつくられた調査ファイルも使う。それらを,既知の諸情報と突き合わせ,この日の読谷村北西部の様相を深めていく。