著者
木村 恵介
出版者
千葉大学大学院社会文化科学研究科
雑誌
千葉大学社会文化科学研究科研究プロジェクト報告書 (ISSN:18817165)
巻号頁・発行日
vol.82, pp.82-105,

千葉大学社会文化科学研究科研究プロジェクト報告書第82集『ユーラシア諸言語の動詞論(2)』所収現代中国語(北京語)には、動作・行為とその動作・行為をこうむった対象の結果状態を一単語で表すことのできる複合動詞がある。複合動詞の前部要素をV1、後部要素をV2と呼び、複合動詞全体の構造を「V1+V2」と書く。V1が動作・行為を表し、V2が状態変化や結果状態を表す。そして、複合動詞全体にはV1の表す動作・行為がV2の表す状態変化・結果状態を引き起こすという「使役義」が付加される。V2は中国語学では「結果補語」と呼ばれている文法範疇(品詞)である。本稿では、この複合動詞を「結果複合動詞」と呼ぶ。

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CiNii 論文 -  現代中国語の結果複合動詞 : 秋山(1998)、石村(2000)の分類を中心に https://t.co/0xk4JqDGyX #CiNii

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