著者
土肥 充
出版者
千葉大学国際教養学部
雑誌
千葉大学国際教養学研究 = Chiba University journal of liberal arts and sciences (ISSN:24326291)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.123-137, 2017-03

[要旨] 本研究は、2016年度から千葉大学の新入生を対象に実施することとなった TOEFL ITPについて、2016年4月の1回分、2,359名への実施結果について分析したものである。得点の分布、学部別平均点の比較、学科別平均点の比較のいずれを見てもばらつきが大きいことが判明した。全学の平均点は461点で全国の大学生平均に近い数字であったが、CEFRのB2レベル以上に相当する543点以上が3.1%で、正規留学等が可能な実用レベルに達している学生は少ないと結論した。3つのSectionの比較をしてみると、全学的に同じ傾向を示すのではなく、学科別の傾向が異なることが判明した。また、TOEIC L&R IPを全学的に実施した場合と比較して、TOEFL ITP ではSection別の理論上の最低点を取る学生が多いことを問題点として指摘した。最後に、土肥・張(2014)が提案したTOEFL ITP と TOEIC L&R IP の換算式について、今回のデータと過去のデータも比較しながら多面的に検証し、妥当性と問題点について論じた。

言及状況

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CiNii 論文 -  千葉大学におけるTOEFL ITPのスコア分析 https://t.co/YCKukbcC06 #CiNii
CiNii 論文 -  TOEIC受験体験記 https://t.co/lDbUbiA5Mx #CiNii

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