著者
切明 美保子 久保 宣子 小笠原 みや子
出版者
八戸学院大学
雑誌
八戸学院大学紀要 (ISSN:21878102)
巻号頁・発行日
no.56, pp.141-149, 2018-03-30

高齢者看護実習前後の看護学生の高齢者のイメージ変化を明らかにする目的で、高齢者のイメージについての調査を実習前・2週間後・終了後の3回実施した。実習前は高齢者に肯定的イメージを持っていた。高齢者との同居経験者や祖父母が好きと感じている人が多いことや、9割の学生が基礎看護学実習で高齢者を受け持っていたこと、実習では患者に受け入れられた印象を持っていたことが要因と考える。実習後は高齢者看護への関心は上昇したが、イメージは肯定的ではあったが実習前より低下していた。高齢者看護実習Ⅰ後にⅡを行った群は、終了後にはイメージが低下していたが、実習Ⅱ後にⅠを行った群は、終了後に上昇していたことは、実習の内容による違いと考えられる。

言及状況

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看護学生が実習を行う前と後で高齢者へのイメージがどのように変化したのかの研究。イメージが肯定的になる研究と否定的になる研究があるらしい。この研究は否定的になった方。なんとも言えない https://t.co/t3WvlPzNHE

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