著者
吉川 雅也 Masaya Yoshikawa
出版者
関西外国語大学・関西外国語大学短期大学部
雑誌
関西外国語大学研究論集 (ISSN:03881067)
巻号頁・発行日
no.107, pp.75-93, 2018-03

本稿はキャリア理論を計画重視と適応重視に分類し、このうち後者の適応重視のキャリア理論のプロセスについて、ソフトウェア開発におけるアジャイル開発モデルをアナロジーとして用いながら論じるものである。キャリアに関する理論は計画重視のキャリア理論が主流であったが、近年、適応重視のキャリア理論も広く知られるようになった。社会の変化のスピードが早く個人のキャリアも将来の見通しが付きづらい昨今、環境に合わせて適応していくタイプのキャリアが注目されているのは妥当なことである。しかし適応重視のキャリア理論は計画重視のキャリア理論に比べると具体的な実践方法の議論が十分ではなかった。そこで本稿ではソフトウェア開発の分野においてもウォーターフォールモデルからアジャイル開発モデルという計画重視から適応重視の流れがあることに着目し、アジャイル開発モデルの実践からキャリアにおける適応重視理論への示唆を得ることを試みた。

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アジャイルキャリアについては、調べてみたら国内外で色々な情報があったけど、1番わかりやすくて学びが大きかったのは関西外国語大の吉川先生のこの論文 日本はキャリアのウォーターフォールみが強いから、このあたりの課題感は他国より強めなんだろうな〜 https://t.co/o7BBpzFtcZ

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