著者
小野寺 美智子
出版者
拓殖大学人文科学研究所
雑誌
拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 = The journal of humanities and sciences (ISSN:13446622)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.16-31, 2018-03-25

本論では,空間を指示対象とする言語表現が時間を指示対象として用いられる概念メタファーにおいてLakoff & JohsonとMooreの分類では説明しきれない事例を取り上げ,Langackerの主体性という観点から分析することの有効性を論じた。特に日本語の時間メタファーである「まえ(前)」と「さき(先)」の用法をもとにMooreの議論を検証した。その結果,主体性の観点から日本語の時間メタファーの特性を説明することの意義が示唆された。

言及状況

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日本語の時空間隠喩には、欧米学界で提唱された理論には該当しない事例があるとのこと。いいぞ。アイマラ語に続けwww QT CiNii 論文 -  時間メタファーへの認知的アプローチ : 日本語の時間表現を中心に https://t.co/LfeW06yaOf #CiNii
時間メタファーへの認知的アプローチ ―日本語の時間表現を中心に - https://t.co/uxip5fxzsj #GoogleAlerts

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