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IR
W. M. ヴォーリズがみた植民地朝鮮
著者
神山 美奈子
出版者
名古屋学院大学総合研究所
雑誌
名古屋学院大学論集. 人文・自然科学篇 = Journal of Nagoya Gakuin University
(
ISSN:03850056
)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.55-67, 2018-07
1905年に滋賀県近江八幡市に来たW. M. ヴォーリズ(William Merrell Vories,一柳米来留)は,日本で建築事業と宣教事業に携わった。彼は,朝鮮半島にも146の建築作品を残していることが知られているが,それは日本が朝鮮半島を植民地支配している時期の作品であった。本論文は,ヴォーリズが植民地朝鮮をどのように認識していたのかについて残された史料と朝鮮人の弟子,姜沇との関係から究明する。さらに,ヴォーリズがみた植民地朝鮮理解の現代的意味を提示する。
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"ヴォーリズに関する思想研究が日本国内に限定されることなく,韓国の研究者を含む東アジア全体の思想研究が行われることによってヴォーリズの貢献及び私たちに残された課題がより明確に示される" →ヴォーリズ。
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