id:haruhiwai18

投稿一覧(最新100件)

"エマソンの言葉はしばしば変形を蒙ることがあるばかりでなく、本来エマソンの言葉でないものまでも「エマソンの箴言」ということにされ、そうした出典不明のエマソンの言説が大量に" →歴史修正界隈あるある。
"要するに、ヒルが作り上げたカーネギーの「成功哲学」云々というのは、すべてヒルの自作自演なのだ。世紀のベストセラー『思考は現実化する』は、ある意味、稀代の詐欺師の著作" →ナポレオン・ヒル
"井戸掘削は手堀で用水路は蛇籠や柳工法という日本でいえば江戸時代の治水技術""その理由は、外国人である日本人が去った後でも地元の人々が自分達で修復やメンテナンスできるように考えて" →適正技術的な。
"当時、日本から輸出された大正琴は日本人の手で売られたのではなく、当時の商業経済を担う華人たちの手から各地の人々に渡っていった可能性が高く、華人からこの地域の人々の手に大正琴が渡ったと" →なるほど
"事業の成功あるいは高収入であることは、神から選ばれていることの証である。神が見捨てた隣人に、もはや救いの手をさしのべる義務はない。" →「プロテスタンティズム」、臣民道徳感があるな(素朴な感想)
"政策の方が「周りの光田派の医師を囲い込み」であり、人道でない扱いが先行""光田自体は非常に魅力のある医師ではなかったのではなかろうか。" →この論調なら、ワタミだって「魅力のある」経営者だろう。
"朝鮮における治安維持法の悪法性が日本国内以上であったことは,容易に推測できる。""「満洲国」治安維持法体制の運用に関わった司法官は,日本の戦後の司法機構に舞い戻った。" →重要事項。
"満(満洲)族は漢化され、漢民族と風俗習慣の差異はほとんどなくなっていたという現実がある。だが、一般のアメリカ人には…日本との差異化を表象する展示であれば、それでよかった" →シカゴ万国博覧会 (1933年)
"ヴォーリズに関する思想研究が日本国内に限定されることなく,韓国の研究者を含む東アジア全体の思想研究が行われることによってヴォーリズの貢献及び私たちに残された課題がより明確に示される" →ヴォーリズ。
"癈兵は「名誉の負傷者」という型枠に束縛され,名誉性は「国家補償」という当然あるべきはずの「権利」を抑え込むためのロジックとして軍や援護団体に用いられていたということである。" →ニッポソしぐさ
"日本の教育機関におけるアンガーマネジメント研究のレビュー及びプログラムの有効性の検討" →エビデンスレベルでは、十分とは言えないのではないか、という指摘。/ケーススタディだらけ、と。
"私独自の訳と「一致」した訳出をなさるのなら、少しくらいはかつての教え子である私の訳の良いところをお褒めくださってもよさそうなものを、と言いたいのだが……。" →田川建三の弟子(仲違い中)からひと言
"あまたの細写本歌書を作製し、それを美しく飾り立てておきながら、つねにそれが教誡や実利に結びつくものであり、決して風雅の世界に没入してなどいないことを繰り返し主張していた…" →ムッツリ定信
"しかしながら、「慰安婦」問題に関しては高齢男性の性差別的ジョークに女性参加者たちが「沈黙」する場面が見られ、ジェンダーに関するトピックは参加者間の相違を顕在化させることが明らかとなった" →興味深い。
"Festingerは本書を出版した翌年に、有名な 「認知的不協和の理論」を提出した。つまり、あの卓越 した理論は、本書…参与観察研究の成果を発表した後、その成果 を十分に踏まえて提唱したものであった。" →重要。
"クズ(Pueraria lobata Ohwi)は万葉の昔から秋の七草の一つに数えられ、秋の風物として鑑賞されてきた。多くの歌にも詠まれていて、古人の見たクズの生態的特徴を良くとらえていて味わい深いものもある" →植物のほう。
"論文と市販本の書き方は、極めて異なる。論文がいかに惰性的な思考で書かれているかということを痛感した。読者を想定しながら文章を改める作業は…専門分野…の前提となる部分にメスを入れる作業" →体験談
"文藝懇話会問題に対するリベラルな文芸家の発言は、 敵 の研究として松本や内務省の中で活かされ、その後の強固な文芸統制の呼び水となってしまったという、逆説的な問題を孕んでいた" →実態はもっと厄介
"作戦で多発した戦病者は,その多くが日本軍自らが実施した細菌戦の被害者だった可能性が大きい""それ以降,日本軍がPX を散布した形跡がないのは,日本軍に多数の犠牲者が出たことによるのだろう" →改めてブクマ
"プルーストは…アイザック・ドイッチャーが、スピノザからハイネ、マルクス、ローザ・ルクセンブルク、トロツキー、フロイトと系譜づけた、「非ユダヤ的ユダヤ人」に連なるひとり" →プルーストについて
"「ラファエロだってイタリアの町娘をモデルに聖母を描いた。フィリピン人をモデルにして何が悪い。」と主張""西洋的な価値をアジア的なそれに転換するものとして、軍政にとって好ましく思えた" →諸々興味深い
"現在では日本の寿司屋に比べて、アメリカでは女性の割合が圧倒的に多く""日本では女性は手が温かいので生魚を損なうとされ、雇用の道が閉ざされていたが、アメリカでは…「伝統」が崩れている" →流石
"非常に難しいと思ったのは 日本のマスコミの姿勢""彼らが聞きたいのは両研究会の「交流」の成果ではなく、両者の意見の「対立」であった。「交流がこんなにも進んだ」というのは記事にならないらしい" →2009年
"クライアントである患者を中心として、その意向にそった判断を下すということが強調される。そして、単に自立的な判断を下すだけでなく、相互依存的(interdependent)な判断を下すということに特色" →技術者倫理
"日本の大学における教育にとって最も深刻な問題の 1 つは「PDCA 過多」なのである。そして,われわれが目指すべきなのは,PDCA 化などではなく,その対極にある PDCA 禁止語化であり,また「脱 PDCA 化」" →これに尽きる
"「怨恨感情」をもたらした元凶としての「歴史確定政策」が政策目標として取り出されたのではないか""もしそうだとすれば、本書も、その結論部分において、東京裁判論をめぐる呪縛から自由でないことに" →わかる。
"ニュートン、ロック、デカルトの思想に対しては、あれほど透徹した解釈と公正な判断を提示しているのに、パスカルに対してはなぜこうも主観的で独断的な批評にとどまったのか" →諸々興味深い。
"町人が、公家のような雅びの言葉づかいで去俗をはかると、結局、日本的秩序感にしばられてしまう。そこで町人の煎茶趣味では、日本の現実からやや離れた中国風の文人趣味" →方法としての中国。
"鉄火の取り手に対する村の処遇""村の扶養者…を人身御供とし、村人たちが彼ら弱者にその役割を押し付けていた形跡が濃厚""そのかわりに鉄火の取り手に対しては、…勝利した場合には田地を給与するなど…" →裏側
"女性自衛官の 45%が既婚で、その内の約 8 割が配偶者も自衛官""女性自衛官は自衛官としての任務に加えて、「夫のキャリアを支える妻」という家庭内での役割も背負わされているという" →自衛隊でも性分業
"「男は…」 、 「女は…」などと粗雑な形で議論を進めなければならない理由があるだろうか。 「ほとんどの」解釈が念頭にあり…何らかの性質を帰属させたいならば、そう明示的に述べればいいだろう" →それな
"歴史教科書において、戦前にはあらわれない千利休が、戦後には重視され、太字で記載されるように変化""戦前と戦後の歴史教科書とに見られる対照性もさらに検討すべき問題点を示唆" →やはり戦前はそんな感じなのか
"《掃墨物語》では囲炉裏を囲むように畳が敷き詰められ""茶を喫することを目的とした空間として整備されていった様子""その後の侘び数寄の茶における茶室の原型と見てもよいのかもしれない" →わび茶の源流について
"能楽における祝言は、現世利益という側面もあるが、「尊皇愛国」といった観念と連続して捉えられている""即物的な現世利益を志向する、本来、牧歌的な願望が、恣意的に「天下国家」「天皇」と結合" →装置
"教員同士だけでは,交流(連携)の成功の可否はそれぞれ個人の性格や資質に頼らざるを得ない""交流を「専門」の仕事とするアシスタントが存在することで…交流の場を作り" →米国における日本研究
"盂蘭盆の設斎などは…「盆行事」として民衆層に定着して、盆踊りなどを伴う年中行事となるまでには 800 年以上の歳月を必要とした。こうした事情は学界ではすでに常識であるにもかかわらず" →ここら辺が特に面白い
"鎮護国家の思想はなく…浄土教団を弾圧したり抹殺しようとした内容もない。""他信仰との並存を認めない考え…を持つ専修念仏は将来 他宗派や他信仰を弾圧する危惧さえあると…『興福寺奏状』には書かれ" →興味深し
"対匈奴戦争が漢の陰謀から始まった戦争であることを率直に認め、自らの非を反省したうえで再び匈奴と贈与互酬の関係を結ぶべきだ、という主張""墨家や道家のものであった反戦平和論を巧みに取り込み" →「反戦」論
"本居親子が日本蓄音器商会と専属契約を結んだこと,地声で声を詰めて歌う「子どもらしい」(いわゆる「黄色い」)声が,レコードのために人為的に生み出されたことはきわめて興味深い事実" →本居長世親娘について
"「北朝鮮との友好を阻む」日韓条約を繰り返し 批判する""『北海道』はさらにかつての植民地支配の謝罪を求める社説をも掲載" →北海道新聞の立場が際立っている(韓国との国交正常化そのものに反対)。
"他律的構制の表現である啓蒙という訳語は,「自分で考える」勇気を教えるカント哲学にはふさわしくない.日本語で行われる研究の場合,二重のバイアスがかかっている" →では、どんな訳語がいいか(考え中)
"この規範が、ある特定の共同体の共通善のためには、共同体の他者を犠牲にすることに目をつむるような理論構成を有している以上…「理性の私的使用」のパラダイムを批判することはまさにカントの義務" →面白い
"皇室グラビアを見つつどんなに「不逞不敬」な読解を為していたとしても天皇が「究極的価値」であることを前提にしたものであるかぎり、それをゆるがすような事態を生むことは ありえなかった" →皇室グラビアの機能
"歴史教科書における「終戦」記述と玉音写真の変化を追跡調査""2011年以降の改訂から増え始め、現行では9冊に増加した。さらに玉音写真の掲載によって、植民地解放に関する写真・記述が削除されてしまった" →悪化
"内務省自ら「共同体的規制によって強制される『自発性』を」現場に「利用する」と述べたように,…苦楽を共にした一部のコア人材による「共同体的規制」が企業に浸透し,そこに属さない人々を排除" →興味深い
"「中国共産党/少数民族」といった二項対立の図式""しかし、中国にはモスクで礼拝する共産党員、イスラームを棄教した回族、イスラームに改宗した漢族などがおり、その内実は決して一枚岩とはいえない" →重要
"ベルリンの壁開放後ドイツ統一以外の選択肢が、少なくとも東ドイツ市民の主体的で自立的な意思のレベルにおいて存在していたことは、東ドイツの歴史において見落とされるべきではないであろう。" →興味深し。
"福沢が心の本体と働という二重視点の見解を取ったのは、一見矛盾しているが、また大変独自で興味ある見解である。こうした二重の視点は、当時の儒者たちに常識的であった朱子学の「体用論」に類似" →福沢と宗教
日本原子力学会誌 = Journal of the Atomic Energy Society of Japan 50(3), 135, 2008-03-01 一般社団法人 日本原子力学会
"応挙がその晩年、皇室や社寺から大量の制作依頼を受けるようになったきっかけの一つとして…『京羽二重大全』に取り上げられたことを挙げられる。そこで、応挙は、「唐画師」に分類されている" →応挙と中国絵画
"江戸期以前に親鸞の「妻帯」を記した親鸞伝は写本が少ないのにもかかわらず…親鸞の「妻帯」は、江戸期の親鸞伝において定着""その「妻帯」は、単なる破戒行為とは異なるものとして正当化" →着眼点が面白い
"橋田思想のキーである「行」が署しく形式化・精神主義化され,国民学校や工場での「錬成」の流行とともに 肝心の科学的知識の教授とその過程で鋤く緊張に満ちたデリケートな営みが…軽視され" →"科学する心"の実状
"関東大震災を契機に演歌と社会運動の第一線から後退し、全国各地を遍歴する生活を経て、一九四○年に近衛新体制を礼賛する「進め新体制」という長詩を発表している。" →添田啞蟬坊の「戦争協力」
"実際、岸は交渉にあたって、政権内にも担当省庁にもあまり根回しせず""「実際には行政的なことを話しあっただけで、軍事戦略などについて議論したわけではない」" →こういうディテールに注目。
"「世帯」そのものを法律上の「家」として規定することを構想し、スイス民法331 条2 項が「僕婢徒弟使用人」を「家長の親族」とともに「家族」として「家」の成員に含んでいることを高く評価" →穂積重遠
"①尖閣諸島、竹島、沖縄、宮古島、鹿児島、福岡、旭川、名寄の位置を間違えている""②先島諸島が台湾領と表記され、北方領土が日本領から除外されている" →『防衛白書』の地理的知識がアレな件
"国家競争に勝利するには、…国力(=軍事力と国民の精神力)の充実が求められ、こうした現実主義的思考がもっぱら重視""「東亜の解放」など…軍部や政府による戦争美化論は到底受け入れがたいと" →斎藤隆夫の思考
"西は、第一点に福沢の起論、日本の独立が危うい、は根拠がなく、それにもとづく論全体を「詭論」であると切り捨てる。第二に、…「一旦の好意をもってその凱捷を得べきにあらず」と…" →西周と福沢諭吉
"野菜と果物を入れると,日本の農業保護率はヨーロッパ諸国とほぼ同等程度に""そもそも問題は,土地が生産要素でない工産物で使用していた概念を,深い考慮もなしに,農業に用いたことから始まっている" →批判的書評
"「穏当な方法」で意見を言うのはかまわないと書かれ""軍隊秩序にしたがって建言し、自分の所管ではない官憲に上申しないこと、新聞や雑誌に匿名の意見を投書しないこと、これらの条件" →内部告発を認めないしぐさ
"巻末の引用文献を見ても、右の遅塚による大著を含め、「史学概論」に類するものはほぼ無いと言って良い。たとえば林健太郎『史学概論』…弓削達『歴史学入門』…福井憲彦『歴史学入門』" →これはひどい
"君主制と共和制の区別を認識したうえで、新憲法下の…制度上の規定を「無視」し、君主の政治的権能に関する部分のみ、イギリス流にバジョットの三つの権利を保持していこうと考えていたのでは" →象徴天皇制
"どちらにも共通していえることは、大学が研究費の不足に苦慮するとき、資金を得るため自らの有用性をアピールしようとして、国策への協力を進め、国策に飲み込まれていくということである" →戦中の京大の例。
"読書討論よりも、「工芸技術百科ノ学」の体系的な知識と理論を教え込むことの緊要性""習得するためには、…体系的な知識と理論の一斉授業を必要と" →会読が明治に衰退した背景(あとは政談になるのを防ぐ目的と)
"氏は『帝国の慰安婦』では被害者の…「自発性」を強調したにもかかわらず,『帝国の慰安婦』に「傷ついた」ために裁判を起こした被害者に対しては一転して…と述べて被害者を上から目線で判定" →これはひどい
"秦証言は自ら奴隷の基本要件としている奴隷条約さえ理解していない""秦の著書を具体的に検討すれば,…秦自身,公娼制と同様の奴隷状態であったと叙述" →本論、例の裁判で提出したものを基にしているとのこと。
"スミスはブリテンの隣国としてフランスを意識するが,中国や日本といったブリテンにとって周縁にある国々に関しては…特に何の感慨も持たないとする" →どうやらスミスの国際関係観は結構「ホッブズ」的であると
"学習環境は本書でもその重要性が示された非認知力に影響を及ぼす要因""ランダム化比較実験で少人数学級は成績向上にエビデンスが示されなかったため, 費用対効果が低いと結論付けるのは疑問" →少人数学級の効果
"意次…清廉であるとは読めない""大名に成り上がった田沼家は、 有能な家来を十分に召し抱えられず、しかも幕政に没頭した意次は家臣団統制を十分に行えなかった事情などが、 賄賂汚職の噂のたつ要因では" →現実
"名水の現状は,都市化や地下鉄開業などの影響もあって,鴨川以西,地下鉄東西線以南の地域はほぼ涸渇状態""当時の地下水位が数m程度と推定されるものの,現在は50m前後,深いもので100mにも低下" →京都の水質について
"徹底した古典本の排除と神学分野ではなく科学分野の蔵書の収集への傾倒は神権政治から決別し、科学知識を技術へとつなげることで知識の実用化を目指そうとした彼らの思想を明らかにし" →図書館とフランクリン
"ユングが「現代において魂の問題に関して最も聡明な人物」として紹介""みずからの文学理論であるトポス論がユングの思想と重なるものであると解説" →クルツィウスとユングのつながりについて。
"クルツィウスのトポスの概念構成の曖昧さとその独持な想像力の構造""それらに起因するトポス論の混乱""飜訳書の発行とともにクルツィウスの見解の一面性がそのまま常識として通用しかねない" →クルツィウス
"銀行・保険会社はナチスの迫害を受けた顧客の利害を無視するに至り,ユダヤ系社員を解雇""戦争の間も,スイスの銀行はドイツの経済界に資金供給をつづけた""ある意味で確信犯的な中立違反のいくつも" →スイス
"住民の窮状を取り上げた新聞記事や救済論議,その後の経済社会論などでは,地域社会におけるソテツ利用の多様性や生業活動との関連性がほとんど考慮されないまま生成されてきた" →「ソテツ地獄」の実際
"祖先・父母に感謝し、自分の行為が子孫にも影響を与えることを理解してこそ…社会的に善い働きをしていけるのである。鬼神の実在を強調することはこの自覚を促すもの" →白石が鬼神の実在を強調した背景
"大陸にみられない孔子坐像が仏師によって造像され、江戸初期にはまだ禅宗様式が表現のうえでは主導的であった。""林羅山…幕府教学へと…神儒一致思想が近世的な…新たな孔子祭祀の在り方を方向付け" →興味深し
"建築ラッシュの江戸初期、次から次へと注文される絵画の需要に応じるべく余白の多い画面が生産されていった、そのような一面もあったのではないだろうか" →これはなかなか身もふたもない意見。
"この「物語」は、八田與一以外の嘉南大馴の歴史を全く表に出さない。あるいは、八田與一に無理やり関連付けてしまう傾向をいなめない。埋められてしまった溝の中に、重要な真実が存在したケースも" →興味深い
"ウシやウマなどの大きくて柔らかい糞を分解することはできない.これらの障害を解決するために,…プロジェクトチームをたちあげ,アフリカやアジアに生息している糞虫を導入して大きな成果をあげた." →糞の事情
"空港に反対だっていってながら、農業は政府の方針通りの近代農法やってるんだから、いつかは矛盾する…。…空港を造る論理と、大型機械を使って化学肥料や農薬をバンバン使う近代農業は同じ論理" →解りやすい
"用地内農家には冬場に出稼ぎに行く人たちが東京の山谷とか、日雇い労働者の寄せ場で、深い交流""被差別部落問題で活躍している人たちも三里塚で援農しながら農民と語り合っていました" →シンポジウムの記録
"戦争最末期以後,日本本土に在住していたので,郷里に帰れなくなった県人とくに久米島出身者を集めて御料牧場の開放に着手""…ようやく生活の安定が得られたとき,全く突如として成田空港問題が発生" →三里塚の開拓
"南西諸島に関して帰属問題が生ずると,奄美諸島の扱いが議論となる状況は,近世の奄美諸島を「琉球」として対外的に主張してきたことが遠因""200 年以上に及ぶ偽装がその後の国際関係にもたらした影響" →"南西諸島"
"仲基はしばしば彼の所論にたいして,指摘している典拠を実際にあたって見よと述べている。しかしそれらが多くは原典からの直接のものではなく経典の諸註釈などに基づいた引用や典拠" →改めて。
"ボードレールは…すばらしいドラクロワよりもメッソニエが10倍も高価なので通俗作品というものの実態を詳細に書く。だが当のドラクロワがメッソニエを称賛しているから偉大が卑小を褒めると嘆き" →面白い
"異端的な「土着思想」同士の安易な癒着を思い、同じ一つの「外来思想」の正当と異端との違いの方を真剣に学ぶ必要があるであろう。" →たしかに、日本だとこちらの方が重要なのかもしれない。
"…その意味でもウイリアムソンの取引費用,垂直統合・コングロマリット統合での主張は,レーガン政権の新自由主義政策に親和的" →新制度経済学と新自由主義の関連について(どう応答されるのやら)
"QC活動""「提案書作成は自主活動→会社外・就業時間外で提案書作成」となっている。肝心の書類作成は自主活動内で実施するように指示しており、仕事の持ち帰りを勧めている" →2010年の論文
"人間と人間の関係が商品という物的関係に結びつけられて現れ、それが貨幣の物神崇拝という人間と物とが転倒した奇妙な現象に端的に現れるという事態を言い表す本来の物象化論から大きく逸脱" →ホネット
"禁酒による家庭円満こそが産業報国の要件とする安全運動のイデオロギーが…「米英撃滅」にまで敷衍された""第二次大戦と同時に炭坑禁酒会が自然消滅したという作兵衛の認識は、実態とは異なる" →禁酒と戦争
"金指導部がその敵基地攻撃が内包する実際上の困難性,これと関連して韓国の脆弱性を十分に熟知していることを踏まえると,有事の際に敵基地攻撃に打って出ることが困難" →2008年の論文
"石橋にとって、戦後のケインズ主義的な財政政策へと踏み出す重要な一歩であったと同時に…「小日本主義」を放棄し、軍事費の効用をも主張するなど、従来のスタンスを後退させていく過程でもあった" →石橋湛山
"人口問題という側面からみた場合、1950 年代までの「戦後」社会は、総力戦体制以前の「戦前」社会との連続性がむしろ際立っている""連続性を確認するのは、総力戦体制と福祉国家とのあいだではない" →人口問題
"植民地について考えるということは…民主主義とは何かを考えることと同義でなければならない""「死刑にするぞ」と脅してまで強行されるインフラ整備は,果たして「良いこと」と言えるのだろうか" →読み応えあり
"カイコンはむしろ完全に水田化されていないことによって""造田する際の土地の秘匿性には優れており,所有者の干渉を弱めることができた""カイコンを使った漁携が可能で,農閑期の現金収入" →奥深し。
"過去を見る「遠近法」のかかる《定点》は、植民地や女性を語りたがらない著者が、「ふつう」や「当たり前」を眺望するさいの立ち位置""それは、より自覚的に醤明されてしかるべきだった" →ここが特に重要だな
"日本ファシズム=全体主義的総力戦体制""戦時『社会国家』の実現を目指すものではあったが、総じてそれらは計画・構想のレベルにとどまるもの""政策の決定・実施には至らなかった" →「日本ファシズム」について
"論理学の良さは、個別の学問に適用されることによって評価されることにならざるをえない""大森の論理学の哲学は、経験主義に立ちながら、必然性に固有の場所を与えようという試みとして理解できる" →大森荘蔵
"大山古墳(仁徳陵)古図の検討と世界文化遺産登録をめざす動き" →現在の考古学研究の年代観では、大山古墳よりも、(仁徳の次代であるはずの)古墳のほうが逆に古い時代の築造であることなど、問題点を挙げる