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投稿一覧(最新100件)
"ブルーメンバッハのイスラーム的な「コーカサス人種」の表象も、宗教的寛容という啓蒙の精神は脱色され、バイアスをかけられていく""『博物学対象図会』のターバンを巻いた男性の肖像も忘却され" →ブクマ
"他方で,事後的事前登録など,オープンサイエンスの脆弱性を突く動きにも注意が必要である( Yamada, 2018)""こうした変化がキャリア初期研究者( ECR) に不利とならない工夫も必要" →「事後的事前登録」。
"「恨は植民地主義によって作られたもの」という…言説こそ、恨を誕生せしめた「創られた言説」であるというのが筆者の考え""植民地時代前後に、「侵略ばかりされている自主性のない国」のイメージを拡散" →ブクマ
"「行動変容」は本来、政府が行うべき「検査と隔離によって陽性者との接触自体を減らす」ことを積極的に行わず、市民の努力によって達成しようという政府の責任放棄、市民への責任転嫁であり大きな問題" →2020/10
"新潟県の一部の行事食であった「笹団子」が全国版郷土料理書などで「越後名物」として紹介され、高度成長期に「米どころ新潟」のイメージを背景に県全域に端午の節句の食として波及した。" →書評。
"崔承喜が『イタリアの庭』『郷愁の舞姫』という2枚のジャズ・レコードを発売している""とくに『郷愁の舞姫』では、故郷を離れた舞姫が郷愁の思いを歌で慰めるという内容になっている。" →ブックマーク。
[たんか]
"『短歌俳句集』の「短歌集」は、…アララギを頂点とする…序列化を明示している。そして、それらは編纂に大きく関わっていた斎藤茂吉の積織的な窓図、言い換えれば短歌史観を反映したもの" →ブクマ。
"和仁氏の研究は、ソームの教会法論に依拠しており、それは、プロテスタントの立場からカトリックを批判しようとしたもの""したがって、それに依拠したカトリック神学理解は、その内在的理解とは言い難い" →ブクマ
[きょうかしょ]
"戦時中の教科書としては抜群の完成度をみせた『校注 近代文学』だが""各作品に関する懇切丁寧な「梗概」や「解説」を付して、作品そのものを読まなくても内容が理解できるような手助けを試みている" →ブクマ。
"五山僧は、禅宗と同じく一切成仏・悉有成仏を認める天台や華厳を学び自らの禅学を深めた""律僧が、興福寺と京都五山の間に立って唯識学の知識をも伝授した。""二つの異なる教学体系を架橋する媒介者" →ブクマ。
"昭和初期までの茶粥には、ムギ、ソバ、アワ、黄な粉、ボロ餅などの穀物だけでなく、戦時中の救荒食としてジャガイモまで混ぜ""茶粥とは、その時々に収穫できるさまざまな食料を 主食品に転換させる調理法" →ブクマ
"いまの視点からみるとやや旧式な印象を与える""たとえば女学生が登場したときの明治期の遊郭で「女学生に扮した娼妓」の出現を説明する際にみられる「イメクラを髣髴させる」といった表現は" →ブクマ。
"全くコミュニケーションを無視している一方的な思想の垂れ流しである政府言論なるもの""政府言論は,バフチンが否定するところの,「コミュニケーションから独立した思想の生成」" →ブックマーク
"オーストリアの事例からは、…憲法の「復活」というべき事態を発見することができる。ただし留意すべきなのは、そうした「復活」が、オーストリアにとって「自由意思なき」時代に行われた点であろう" →結論
"女性が被害者の事件の方が報道されやすい""新聞社が……「話題の提供」という価値判断に基づいてニュースを報道しているにもかかわらず、それを「社会正義というオブラート」にくるんでいると喝破" →ブクマ。
[ろうどう]
"長時間労働が家族の時間を奪ったのにもかかわらず、家族全員の食事の機会を奪った原因としてあたかも女性の社会進出を強調する某食品企業のコマーシャルは問題視もされずに長らく流されていた" →ブックマーク。
"徴兵年齢どころかもっと年下の「少国民」に「弾薬工場で働いたり、防空のために働いたりする覚悟をしてゐなければならない」と説いていたことをどう考えているのだろう" →「「反戦詩人」金子光晴の戦争翼賛文」
"『読書世論調査』によれば,2005年ごろまでは若者は読書離れしていなかった.それにもかかわらず""今どきの若者が良書を読んでいないことを批判することは知識人としてのアイデンティティを再確認" →ブクマ
"験記絵を制作した伝説の宮廷絵所絵師という隆兼のイメージをいったん留保し、事績の読み直しを試みた。その結果、隆兼が獅子狛犬や神像といった彫刻作品に彩色を施していたことがあきらかになった" →高階隆兼
"女性参政権運動への協力は,身近な女性への協力""男性サフラジストは,時代のマスキュリニティからは自由だったが,別のマスキュリニティを体現していたのではないか,と" →2009年の書評。
"明治・大正期の日本の図案集の類が欧米でコレクションされ,それが欧米における…抽象絵画の成立にも影響を与え…ピカソやマチスの絵画が日本において…同時期のプリントデザインに影響を与え" →ブクマ
"日秀によるとされた事蹟の多くは、新たに創られたものか、あるいは日秀に付会された伝説""それらは①那覇地蔵.⑥湧田地蔵を除いて、古琉球の時代のものかどうかもわからないのである" →日秀の事績に関して。
"瀟湘八景が中世に日本に伝来し一気に大流行した背景の前段階として,実は平安時代にすでに文化的な土台が築かれていた""瀟湘イメージが中世の瀟湘八景絵画とどのような関連性があるのか" →ブクマ
"『論語講義』は尾立が 『実験論語処世談』を元に起稿しているので、渋沢の道徳経済思想から大きく逸脱することはないだろうが、渋沢を論ずる場合『論語講義』の取扱いには十分注意が必要" →ブックマーク
"多くの国の政府部内にジェンダーに関する政策を専門にする部署""女性が不利になったり…ことがあったりしたならば、意見を述べるどころか変更を申し入れる正式の権限を持っていることも少なくない" →冒頭
"白石の西学観を表した『西洋紀聞』の一文は、…キリスト教と西洋学術を分離したというよりは、朱子学的普遍の延長上に西洋学術を位置づけるものだったと考えた方がよいのではないかと思われ" →新井白石について。
"死体の存在…も燃やしてしまいました。また、ナチは人間の想像を超える犯罪を、人は信じないだろうと考えていました。ある親衛隊は、こう言っています。" →ゾンダーコマンドの話題も出てくる。
"それらの図案は、…「洋風化=近代化」や「新しさ」という意味合いを帯びることで流行と結びついたこと、比較的誰にでも模倣しやすく簡単に模様を作ることができる気安さをともなったこと" →ブクマ
[ろんぶん]
"「「漁夫の利」の動物たちはなぜしゃべるのか ― 『戦国策』に見える擬人法 ―」" →この論文によると、こうした擬人法は当時においては最先端の弁論技法であり、斬新かつ有効な弁論技巧だったようである。
"透谷全集をどんなによく探しても、韓国や朝鮮という言葉は出てこない""透谷という人は、……恵まれない多くの底辺の人たち、どうか自分に代わってそれを助ける仕事をしてくれと言っていた" →ブクマ
"ドイツの歴史家たちの多くが,その政治的言動と「民族史」研究を通じて,広範に,深く,制度的に,ナチスの対外膨張政策,人種政策の知的正当化に寄与していた実態が白日のもとに曝された" →書評
"シュミットは,この著作を出版した頃,最初の結婚の無効を教会裁判所に訴えていたが認められず,重婚の罪で1926年に教会から破門された(1950年に二番目の妻が死亡し,ようやく破門が取り消された)" →ブクマ。
"HIV薬害事件で何が問われたのか""生物製剤課の事務官と医系技官とのコミュニケーションの欠如に加え、上司たる局次長・局長・事務次官職にも明確な職務権限が規定されていない行政組織の構造" →ブクマ
"聴覚にとって視覚は障害""ダンス,身振り,舞台装置,衣装といったものをベケットは忌避する。「目を閉じること」,それがベケットにとって音楽を聞くための条件""「視覚」と「聴覚」との排他的な関係" →ベケット
"二〇世紀の大戦中には女性と子どもを標的にしたプロパガンダポスターが作られた。""自分が育てた子どもを戦争で失うことへの母親の抵抗が、戦争の遂行にとって障害になるという認識があったからこそ" →ブクマ。
"青い芝の介護思想の限界とは,発話の困難さによってコミュニケーションが制限された「発話困難な重度身体障がい者」を対象としていない""障がいが重度化して以降の澤田の実態が変化したことで見えてきた" →ブクマ
"渋沢は幕末以降強まった一般的日本人のもつ朝鮮意識を共有していた。すなわち日朝同祖論であり,朝鮮に対する近代国家としての先進意識であった。""朝鮮そのものの主権を軽視した" →ブックマーク
"家の継承のため男児を重んじ、帰国の際に帯同する子を女児よりも男児を優先したこと、さらに当時、中国の農村で広く行われていた「童養?」(幼女売買婚)という婚姻習俗が背景にあったことも指摘できる" →ブクマ。
"人智を超越する神の領する物だからこそ、神観念が絶対的規範として作用し、「コモンズ」の利用の公正性が保障されえたのでは""水辺の資源利用・管理には「神さまごと」としての宗教的規制が認められる" →コモンズ
"本書では,朝鮮半島固有の事情である男系子孫中心の族譜と相続制度が韓国では強く残っているのに対して,北朝鮮ではそれが批判の対象となって消滅しつつあることを要因のひとつとして論じている。" →書評。
"クーデターに失敗する要因の一つである軍隊を分割する制度が,その可能性を極めて低くしている""軍隊を分割する制度であるコミッサール制があるのではないかと考えられよう。" →北朝鮮の政軍関係
"ファシズム…に利用されることになったのも、またそれが反市民社会的思想や民族主義的思想に転用されえたのも、キルケゴールの決断主義的・非合理主義的解釈がそのような真理の恣意性を肯定する性格を" →ブクマ
"教育二法制定前まで学校に鷹揚であったメディアの眼差しが、教育二法制定後には学校の責任を厳しく問うように変化""教育二法制定時において、時の政権による学校の事件・事故に対する厳しい世論作りが" →ブクマ
"こうした方法論では…マフィアの重要人物をミラノ郊外の私邸に長期間住まわせようが、私的利益のために財務警察官や裁判官を買収しようが、分析に必要なデータではない以上 何の意味もなかったからである" →ブクマ
"1940 年に捕えられて労働収容所送りとなるが、奇跡的に脱出し、スイスの大学図書館の司書として終戦を迎える。終戦と同時に、アウシュヴィッツでの兄の死、資料全ての消失という絶望と失意を味わう" →ブクマ
"社会民衆党の幹部は,かつてILO に参加してみたいという山内みなを説得して辞退させておきながら,それに代わる活動家としての学習機会を,提供しようとはしなかった友愛会の男性たちであった" →ジェンダー
"「職場規制力」の欠落は,労働組合運動の草の根を枯らしたことになる""今日の労働組合運動の低迷ぶりは,「職場レベルでの規制力」を労働組合がもろ手を挙げて手放すことを選択したことの帰結" →ブックマーク
"語りの背景には、非正規労働者の低賃金や社会保障の不備の問題がある。しかし「やりたいこと志向」をめぐる議論は、そのような問題に目を向けず、フリーターの意識を非合理化し" →本書書評。
"木下の民主主義がその時「有徳者による王道政治、善政主義になってしまった」…とすれば、かつての「自由民主主義」の意味内容を人きく変質させてしまったということになりはしないか" →木下尚江についての後半生
"町家にとって本質的な意味での「地域性」は存在せず、ただ中央と地方があるのみと断定している。これは、非常に衝撃的な指摘""江戸時代中期以前に限定するならば、同意せざるをえないと感じるようになった" →書評
"宮崎説が全面的に正しく、白鳥らの説が誤っているかのような書き方をしたが32)、…「条支と大秦と西海」を再検討した結果は、どうやら拙著の書き方を改めなければならないようである。" →ブクマ。
"京都では、郊外の農村に形成された区画の整った一帯が新しい都市、近代的な都市と捉えられ、狭い路地に囲まれた旧市街地は古い形態の都市(田舎)とみられたという。" →本論文はその主張への部分的反論
"「どうにもならないことでストレスを抱えたくないから,あえて放射能汚染がらみの情報には接しないようにする,という価値観」…は,…<不可知性>にすらたよる心理的転回を考慮に入れれば十分理解でき" →ブクマ
"傍観者の存在がいじめを成立させているとする「四層構造論」(森田・清永 1994)とは、前者のイデオロギーの帰結…おそらく、著者がずっと格闘していたのはこの種の“良識”“見識”" →ブクマ
"和崎光太郎氏は,「外国語は(略)とりあえず課業表に入れて将来教える予定にしていたものの,結果として少なくとも正規の教育としては教えるに至らなかった」(p.84)と述べている。" →ブクマ。
"「馬場辰猪日記」を素材として見た限り、馬場らの板垣洋行問題追及にはじまる自由党の内紛は、党首離脱の当否と政府筋にお膳立てされた(板垣洋行への誘惑、費用の準備)筋書きに乗った結果であった" →ブクマ
"しかし、3節で触れたように、科学的データにも捏造や誤りが含まれる可能性は常にある。雑多な資料を総合的に検討するには、歴史学における史料批判の手法が必要であろう。" →2012年の記述。
"幸徳はやはり朝鮮のすみずみに至るまで、現に朝鮮人が生活を営んでおり、その人々に対して日本人の普通の人々が侵略行為を行なっているということに気づかなかった" →石坂浩一「朝鮮認識における幸徳秋水」
"ネット社会が増幅させる他者恐怖の時代に抗う、藤井の体当たり調査に軽いジェラシーすら覚えた。人物像優先で、組織全体の文化に興味を持つことを苦手にしているのが、日本のジャーナリズムであるから" →書評。
"長崎市万才町(旧大村町)の町年寄高嶋宅…の遺跡からヤギの骨が発見され…長崎の町の中でも市民にヤギが食べられ""松浦静山の『甲子夜話』巻十八…長崎では牛乳以外に薬用としてヤギの乳も" →ブクマ
"ノート群は書くという手の動作が学習に大きな効果を与えるが、スマホ群はカメラのシャッターを押すだけなので、統計的な有意差がないことのほうが、きわめて大きな知見だと言える。" →という研究。
"『土曜日』の「巻頭言」と変わりのない文体は、より身近で具体的な事象を対象にしているだけにその分、明らかに空疎で煽情的""巧みな文章はあまりよくない、レトリックに満ちた美文は罪かもしれない" →中井正一
"王妃と公的女性一般にたいする攻撃の背後に、ハントは新秩序構成における不安を読みとり""共和国の理想は男性め間の兄弟愛にもとついていたが、そこでは女性は家庭の領域にとどまって" →近代の性分業への道
[文学]
"中野は、「自然主義文学」はブルジョアジーの社会状況の「反映」であると考えた""対して中村は、「自然主義」には「ロマン主義」のような封建道徳を打ち砕く精神が宿っていなかったと考えた" →中野重治と中村光夫
"栄山江流域(の前方後円墳造営集団)を主体としつつも,倭,百済などの政治経済的思惑も内包された多義的な墳墓""そこに葬られた被葬者は…首長層に百済,倭に出自を有する人々が含まれていた可能性" →ブクマ。
"自国の文化や伝統を補強する際に…西洋と東洋という軸のなかで自らの臨む世界像を見つけ出し、論証""ヨーロッパ文明に対するアンチテーゼとしてこの「軍事的オリエンタリズム」…" →投影としての東洋
"最大の対中国貿易拠点であるハブポート博多から…ごく短期間、一時的に瀬戸内海に伸びた支線=大輪田泊、という歴史像""「日宋貿易でおおいに賑わった国際貿易港」といえるような状況ではなかった" →ブクマ
"蓮華王院像は千体造像という点において、得長寿院像の延長線上に位置 得長寿院像は像内に「千体小仏」を納入していたといい、その点でも蓮華王院像の前提と位置づけられ""堂全体でその数は数万体に達する" →ブクマ
"専門知をもつ者として政府当局に建設的、批判的助言を行う、というあり方が避けられている。""政策決定の「司令塔」""専門家会議がそれを訴え、かつ認めてくれる明確な主体が存在しなかった" →責任の丸投げと放棄
"今もなお,戦争にまつわるさまざまな事実や,それに直面した人々の思いを静かに語りかけてくる。ところが県内の文化行政に携わる機関の中に,この碑文を詳しく読める人が誰もいなかった" →漢文の素養について
"ポーランドが現在の領域を支配し、ほぼ完全な民族国家となりえたのは、スターリンの貪欲さ、非情さ、そして半ばはイギリスの偽善性がそれとは意図せずに作り出した結果である。" →戦後のポーランドについて
"賈誼・劉安・司馬遷・揚雄・班彪・班固の説を基に整理し、その結果、劉安以外は概ね、不遇時には身を潜め、その身を保つといった孔子の教訓に反し、自死を選んだ屈原の処世態度に否定的な見解を示し" →ブクマ
"「朝日新聞』、「抹殺せよ“アメリカ臭”銀座街頭にカメラ放列」より。同運動は「考現学の大家早大今和次郎教授の指導」の下に行われた。" →川島高峰「開戦と日本人-12月8日の記憶-」。/今和次郎
"日本の満蒙領有化を肯定するアナロジーの中で語られるという、時局に即した現象と直結""「オソロシキ人」としての側面や修羅・怨霊と化す側面、色好み等多様な義経表象は忘却されていった" →ブクマ
"男性、そのライバル、対象とされる娘、その母""この四角形は…日本の近代小説に広く見られるものであると同時に、近代以前のドラマの常套""母娘関係から見れば、〈近代化〉という分水嶺は途端に曖昧" →ブクマ
"スポーツに関わる身体状況を,この守能のいう体重別階級制度と類似する性格のものとしてとらえなおし,身体に性別をはりつけて考える思考から抜け出して,ルールを検討する必要がある." →ブクマ
"天道から権力者への委任を説くだけでなく、両書とも天道-将軍-国主の委任論、すなわち天道思想と幕藩制秩序とを合体させた幕藩制的天道論を説いているのである。" →『理尽紗』と、『本佐録』。
"日本の産業革命は,基本的には,外資を排除したままの自力建設という国際的には異例の形で進展""結果,少数の大資本家と無数の零細資本家・生産者からなり,…中小資本家層が弱いというアンバランス" →ブクマ。
"マラリア媒介蚊の脅威…戦地に赴いて説いてまわった.しかし,「前線の上官は,ただ気合いをいれるだけで病気を理解しようとはしなかった」,「兵士はキニーネの粒を…苦いので,あとで吐き捨てていた」" →ブクマ
"また教会はしばしば押し込み強盗に荒らされたが、それは、教会に安置され、信心深さの証しであったはずの芸術作品も、庶民にとっては即物的価値しか持たなかったことを示している。" →書評。
"宣長と秋成との論争""両者がその知見を述べる基礎としていた世界図が異なるものであった""蘭国由来のより新しい世界図に接していた秋成とは違って、宣長の方は一八○年以上も前の情報」…を基礎に論じ" →ブクマ。
"マッチに火をつけ、プカプカと煙を吹かしながら、「君ね、学問というものは普通の頭の人間がやっても無駄なんだよ。そこの教室のドアーはいつでも開いているよ」と平然とおっしゃるのです" →ブクマ
"薬害エイズ事件などで輸血や血液製剤における感染等の副作用の危険性が改めて認識され、…考案されたさまざまな輸血および無輸血治療の技術は、結果的にエホバの証人の意思に沿った治療を可能に" →2002年
"マシュマロテストに関する縦断調査の結果については,生育環境を統制することで関連が見られなくなるという結果が報告されるなど,再現性に疑義が示されたことで,議論が重ねられている" →ブクマ
"マシュマロテストに関する縦断調査の結果については,生育環境を統制することで関連が見られなくなるという結果が報告されるなど,再現性に疑義が示されたことで,議論が重ねられている" →ブクマ
"精神の欠如と宗教人としての自覚や経験のなさこそ、このような教団犯罪を生み出したのではないか。宗教学だからこそ、宗教によって説明できるものと説明できないものを分別してほしいと感じた。" →書評
"北海道帯広生まれの民俗宗教(後に天地正教)が…統一教会によってジワジワと「併呑」され""最も衝撃的なのは、祝福を受け渡韓した日本人女性信者が7千人に上るという教団公認の事実" →書評。
"80年代には「スレスレ痴漢法」という特集が雑誌で組まれた…普通のビジネスカルチャー誌でそれが行われていました。牧野雅子先生の『痴漢とはなにか』(エトセ トラブックス、2019年)に詳しく" →ブクマ
"結城郡五箇村の経済更生運動を取り上げ、農村恐慌に抗して、読書会をもち、その中から、左翼的動きも""水海道市域は純農村の地域も含んでいるが、ここでは激しい小作争議が起こり、地主側は暴力団を雇い" →書評
"当時の人々は,決して東南アジア産輸入漆は国産漆の単なる代替塗料と認識していたわけではなく,これらを比較的優品の漆器生産にも 用していた可能性が指摘され" →日本国内の出土漆器における輸入漆塗料の使用事例
"「共に考えてなす服従」を実践した兵士の権利が認められたのは、連邦行政裁判所のプファフのケースのみである。連邦軍の命令拒否者への態度は、この理念をないがしろにしていると言わざるを得ない" →ブクマ。
"奇妙なことに気付く。英米の英語辞典の`japan"の項には「漆」「漆器」という意味はまったく無いのに,'日本の英和辞典の「japan」の項には必ず「漆」「漆器」などと書かれている。" →「ジャパン」が「漆」とされる背景
"…という矛盾に対して「皇国勤労観」(浅井)という精神論で対応""国民皆労働制の正当化のために聖徳太子の「十七条の憲法」(後藤)や『古事記』『日本書紀』(津曲)までもが持ち出され" →ブクマ
"「ラーニングピラミッド」は…が半世紀以上前に提起した,実証を伴わない「一つの仮説」""国内に輸入され もともとの文脈や実証性の欠如は透明化され,あたかも「実証性のある議論の前提」として換骨奪胎" →ブクマ
"恩着せがましく、新自由主義的な見方だ。社会のマジョリティによって歴史的な不正義や不当な扱いをされてきた人々に対して「自己責任…」を声高く叫ぶことは、暴力以外のなにものでもない" →重要
"幅広い研究者を会員とし,会員が選出した利益相反のない代表を持ち,研究者の利益保護を目的とする組織は別に必要""その団体には公費を用いる正当性はなく,研究者自らが支えなければならない" →労組的な。
"色川大吉が一九七〇年代の時点で「未発の可能性」を指摘""(民衆)思想史の領域を牽引してきた安丸良夫""著者による 「歴史学 (者) 」 についての言及は、 いささか仮想敵を矮小化している観が否めない" →書評
"婚活政策であるが、調査自治体では、ライフプラン冊子は、「卵子の老化や減少」、「妊娠適齢期」を集中的に学び、独身、子どものいない人、ひとり親家庭は描かれず、LGBT など性的少数者の存在もない" →ブクマ
"社会史分野の進展のなかで、一九七〇年代以降に本格化した理解である。存在としての武士の暴力的側面に着目し、わが国の中世が武士を育んだことの負の遺産にも光が当てられるべきとの立場" →ブクマ
"「…新語を作ると言って非難する人々は、かつてラシーヌに対しても同様の批判があったことを忘れている。今ではラシーヌこそが、…最も調和が取れ、優雅で、純粋だとみなされているのだが」" →S・メルシエ