著者
深田 忠徳
出版者
鹿児島国際大学福祉社会学部
雑誌
福祉社会学部論集 = Quarterly journal of welfare society (ISSN:13466321)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.43-52, 2017-07

本研究の目的は、サッカーの授業を行う現場教員へのインタビュー調査から、体育授業における「戦術学習」の実態及びそれに関する教員の意識について明らかにすることである。研究の方法は、サッカーの専門家としての豊富な経験を有する現場教員を選定して、半構造化インタビューを実施した。質問項目は、高等学校学習指導要領解説にある「ボール操作」及び「ボールを持たない時の動き」におけるそれぞれの「例示」に記された内容を設定した。結果、「安定したボール操作」というサッカーの基礎的技術となる個人スキルが獲得されていないなかで、「ボールを持たない時の動き」といったより専門的かつ戦術的なプレイが求められることに対して、教員側は指導に対して苦慮しており、学習指導要領と現場とは泥離しているとの認識があることが明らかになった。

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[education] 深田 忠徳 (2017) _福祉社会学部論集_ 36(1):43-52 ISSN:13466321

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深田 忠徳 (2017) _鹿児島国際大学福祉社会学部_ 36(1):43-52 ISSN:13466321 / “CiNii 論文 -  体育授業における戦術学習に関する一考察(1)サッカーに着目して” https://t.co/eWvzYWq1hS

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