- 著者
 
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             高谷 邦彦
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 名古屋短期大学
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 名古屋短期大学研究紀要 = BULLETIN OF NAGOYA COLLEGE (ISSN:0286777X)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - no.57, pp.1-13, 2019-03-16 
 
          
          
          
        
        
        
        家庭や職場・学校とは別に、趣味など共通の話題で多様な人々と平等につながる「第三の居場所」(サード・プレイス)の重要性と必要性についてはかねてから認知されてきたが、個人化が進み各種のコミュニティが衰退しつつある現代社会においてサード・プレイスの減少が社会問題化していた。21世紀になってインターネットが普及し、今ではオンラインのSNSがサード・プレイスとして機能する可能性が指摘されている。本論文では代表的なSNSの一つであるTwitterが、現実社会では孤立しがちな子育て主婦にとって気軽に参加できるサード・プレイスとして有効利用されているのではないかというリサーチクエスチョンに基づき、実際に投稿されたツイート内容をエスノグラフィの手法を用いて質的に分析したものである。その結果、匿名で育児中のストレス発散や悩みを吐露し相談する場としてwitterが活用され、オンラインのサード・プレイスとして機能している実態が明らかとなった。