著者
益田 高成 Takanari Masuda
出版者
同志社法學會
雑誌
同志社法学 = The Doshisha law review (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.72, no.2, pp.225-303, 2020-07

公職選挙法は、候補者が選挙運動を行うことのできる期間を法定しているが、日本ではこれまで、その期間が繰り返し短縮されてきた。本稿では、選挙運動期間を短縮する公選法改正を全て取り上げ、いかにして選挙運動期間が短縮されてきたかを検討している。分析の結果、選挙運動期間短縮は議員主導で進められてきたこと、また、期間短縮に関しては多くの事例で与野党が協調的であったことが確認された。本稿の分析結果は、選挙運動規制が、党派的対立を促す性質よりも、各党を現職議員の集合体として結びつける性質を有していることを示唆している。研究ノート(Note)

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こんな論文どうですか? 選挙運動期間短縮の政治過程 : 選挙運動規制を強化する選挙法改正の一事例として(益田 高成ほか),2020 https://t.co/p7IUKE53NP 公職選挙法は、候補者が選挙運動を行うことのできる期間を法定しているが…

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