著者
田中 誠 Makoto TANAKA
出版者
長崎国際大学
雑誌
長崎国際大学教育基盤センター紀要 = The Journal of Nagasaki International University Center for Fundamental Education (ISSN:24338109)
巻号頁・発行日
no.4, pp.45-53, 2021-04

英語を学習する際に、映画を活用することは大いに役に立つ。映画を DVD やブルーレイで見れば、字幕も音声も簡単に変えることができるし、英語学習のツールとして有効に活用できる。また最近では、Netflix のようなスマホでもタブレットでも映画を見ることができるような動画配信サービスもあり、音声も字幕も簡単に変えることができ、英語学習には非常に便利である。本稿では、『天気の子』の字幕翻訳の事例を英語教育の視点から5つの項目に分けて、それぞれの翻訳事例を考察していく。字数制限のある字幕翻訳であるので、簡潔に表現する必要があるが、初級・中級レベルの英語学習者にとっては、短い表現で、簡潔に意味を伝える英語表現の良い例として、参考にすることができる。映画の場面の状況とともに理解できれば、実際のコミュニケーションでも適切な場面で適切な英語表現を使用できると考えられる。映画は、学生の興味・関心を引く教材としても利用できるので、授業の際のスモールトークとしても活用できる。

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こんな論文どうですか? 映画『天気の子』の翻訳研究 ―英語教育の視点から―(田中 誠ほか),2021 https://t.co/oICaVoa7GQ 英語を学習する際に、映画を活用することは大いに役に立つ。映画を DVD やブルーレイで見れば、字幕…

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