- 著者
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田中 真人
伊積 孝
吉村 浩喜
- 出版者
- The Society of Chemical Engineers, Japan
- 雑誌
- 化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
- 巻号頁・発行日
- vol.11, no.6, pp.668-673, 1985
自由液表面からの気体の巻き込みと巻き込まれた気泡の定常分散が開始される攪拌速度が翼形状, 邪魔板枚数翼位置, 液深, 槽径, 表面張力のような因子を変化させることによって, また, ドラフトチューブを設置することによって測定された.検討されたすべての翼 (6枚羽根デスクタービン, 4枚羽根角度付ファンタービン, 3枚羽根プロペラ) に対して, 邪魔板の設置とその枚数の増加は気体巻き込み攪拌速度を増加した.4枚邪魔板条件に対して, 次のような実験式を得た.<BR><I>N</I><I><SUB>re</SUB></I><SUP>2</SUP><I>d<SUB>i</SUB></I>/<I>g</I>=<I>A</I> (σ/σ<SUB>0</SUB>) <SUP>3.6</SUP> (<I>d<SUB>i</SUB></I>/<I>D<SUB>T</SUB></I>) <SUP>-3.6</SUP> (<I>h<SUB>L</SUB></I>/<I>D<SUB>T</SUB></I>) <I><SUP>c</SUP></I> (<I>h<SUB>L</SUB></I>-<I>h<SUB>i</SUB></I>/<I>h<SUB>L</SUB></I>) <I><SUP>d</SUP></I><BR>ここで, <I>A, c, d</I>は翼形状に依存している.<BR>デスクタービンを除く翼に対して, ドラフトチューブの設置とその長さを長くすると気体巻き込み攪拌速度を増加した.さらに, 邪魔板とドラフトチューブを同時に設置するとすべての翼に対して気体巻き込み攪拌速度を増加することがわかった.