- 著者
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大木 裕子
- 出版者
- 文化経済学会〈日本〉
- 雑誌
- 文化経済学 (ISSN:13441442)
- 巻号頁・発行日
- vol.3, no.2, pp.87-96, 2002
日本の文化交流は、芸術家・文化人の派遣、招聘など人的交流を中心に始められ、その後オーケストラや歌舞伎の公演、日本古美術展など単発の催し物事業、近年では次第に大規模な文化事業として展開されるようになった。「フジヤマ・ゲイシャ」に代表された日本の姿から、現在の世界に認められる日本文化は、歌舞伎をはじめとした日本伝統文化に留まらず、文学からマンガ・アニメといつた大衆文化にまで拡大の一途をたどっている。