著者
野添 恒幹 和田 安弘 木下 卓也 熊沢 忠躬 浜田 栄幹
出版者
The Society of Practical Otolaryngology
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.78, no.6, pp.1041-1049, 1985
被引用文献数
1 1 3

30才男性の両側性他覚的耳鳴を経験し, 耳鳴の発生に関与する筋および機序について検討した. その結果, 口蓋帆張筋間代性痙攣で耳管軟骨部内壁の急激な離開あるいは耳管周囲軟骨の変形が生じ, これが他覚的に click 音として聴取されたものと推定した. また本症例では口蓋帆張筋のみならず鼓膜張筋の間代性痙攣も確認された. 耳鳴時の鼓膜コンプライアンスの増大は鼓膜内陥運動と外耳道容積の増大とによるものと考えられた.

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”耳管が開いたままで閉じない”のは耳管開放。 ”耳管が閉じ難い”のは耳管閉鎖障害(不完全型の耳管開放症)。一応、閉じているので”完全な耳管開放ではない”が、正常ではなく立派な”異常”。 耳についての知識がなくても↓は頑張って理解して欲しいです。 耳管閉鎖障害(不完全型の耳管開放症):http://jikankaiho.web.fc2.com/setumei.htm、http://ci.n ...

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