著者
佐藤 浩一 中里 拓也
出版者
The Japanese Society for Cognitive Psychology
雑誌
認知心理学研究 (ISSN:13487264)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.1-11, 2012

本研究では口頭説明の場面を設定し,被説明者(聞き手)が自由に質問や確認をできるという状況のもとで,説明者は実験者から提示された幾何学図形の形状を口頭で被説明者に伝え,被説明者はその説明に基づいて図形を描いた.説明者(話し手)の説明経験(現職教員,教育実習経験済みの大学4年生,教育実習未経験の大学1年生)により説明の伝わりやすさが変わるか,正しく伝わった説明とそうでない説明にはどのような違いがあるかを検討した.その結果,多くの説明経験を有する説明者のほうが適切な説明をし,被説明者は正しく描画ができた.正しく伝わった説明ではそうでない説明に比べると,説明者による描画指示,メタ説明,状況確認が多く,被説明者による自己状況報告,「はい」が多かった.教員は大学生に比べると,メタ説明を多用した.口頭説明における説明者と被説明者の発話の機能が論じられた.

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口頭で伝えられた幾何学図形の形状を聞き手が描く実験において、多くの説明経験を有する説明者のほうが適切な説明をし,聞き手は正しく描画ができた。正しく伝わった説明は、説明者による描画指示、メタ説明、状況確認が多く、聞き手による自己状況… https://t.co/YqMRBuBkxb

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