著者
増淵 敏之
出版者
日本ポピュラー音楽学会
雑誌
ポピュラー音楽研究 (ISSN:13439251)
巻号頁・発行日
no.9, pp.3-21, 2005
被引用文献数
1

近年、ようやく国内においてもインディーズの台頭により、地方都市でも産業化の可能性が見えてきた。まず沖縄県がモンゴル800のヒットから次々に成功事例を作り、行政までが産業育成に具体的に乗り出してきている。戦後、国内の音楽産業は長く東京一極集中の状態にあった。しかし様々な要因によって国内の市場規模が縮小する中、地方への分散はひとつの打開策として検討されるべきだろう。それが産業化の前段として、音楽を改めて地域の文化として捉え直すことなのである。本論文は、地方都市における音楽文化の発展の過程について、福岡市を事例に検討する。そして地域の音楽文化が産業化していくための基盤を明らかにする。

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@chise_house ちなみに、僕がこれを知ったのはこの論文からです https://t.co/K2AtSWtpf8 参考までに
こんな論文どうですか? 国内地方都市における音楽の産業化週程-福岡市の場合(増淵 敏之),2005 https://t.co/oWNmpd8x0X 近年、ようやく国内においてもインディーズの台頭により、地方都市でも産業化の可能性が見えてきた。まず沖…

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