著者
生野 麻美子 羽田 俊六 中山 坦子 仁木 富三雄
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.610-616, 1982

体温計破損後ないし歯科治療中に汎発性の皮疹を生じた9例を報告する。皮疹は間擦部位を中心とするびまん性紅斑で大腿内側部より下腹部にかけてのV字型の分布は全例に共通し一見して本症を疑わせる。半数の症例では腋窩を中心に表在性膿疱が密生した。7例は幼児期より赤チンかぶれの既往があり, 貼布試験では全例が水銀及びその化合物に広く反応を示した。臨床的見地よりこれらの症例は水銀蒸気の吸入によりsystemic eczematous contact-type dematitisを生じたと考えた。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 2 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? Mercury Exanthem(生野 麻美子ほか),1982 … https://t.co/mggzE1XM3P 体温計破損後ないし歯科治療中に汎発性の皮疹を生じた9例を報告する。皮疹は間擦部位を中心とするびまん性紅斑で大腿内側部よ…
こんな論文どうですか? Mercury Exanthem(生野 麻美子ほか),1982 https://t.co/TurZmv8Tu2 体温計破損後ないし歯科治療中に汎発性の皮疹を生じた9例…

収集済み URL リスト