著者
諸星 一信 難波 喬司 磯部 雅彦 大下 英治 杉浦 幸彦 木俣 順
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
海岸工学論文集 (ISSN:09167897)
巻号頁・発行日
no.50, pp.346-350, 2003
被引用文献数
1

津波浸水ハザードマップの作成に際して設定される諸条件には不確実なものが数多く, これらの考慮なしには有効性の高いハザードマップとはなり得ない. 本研究では, 津波浸水区域を予測する際の不確実性要素が津波浸水区域の予測に及ぼす影響度について検討した. その結果, モデル地区では, 地震断層モデル, 地盤変位, 計算格子間隔, 地盤高および潮位の条件設定が浸水予測結果に大きな影響を及ぼすことを明らかにした.また, 人命被害の最小化に資する津波ハザードマップ作成を念頭に置き, 不確実性要素の合理的な取扱い方法についても考察した.

言及状況

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@usa_hakase @tigers_1964 国の津波ハザードマップ作成マニュアルは2003年で、考え方は論文化。 (難波氏は後静岡県副知事として熱海土石流対策に関与した方) https://t.co/vwSwoJ33Z1 が、東電も原電も県の津波想定を見た時、バッファの考えを無視し、東電の場合は自社想定が出ても無対策のままで進んだので大失敗しました。

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