著者
大槻 桂右
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.28, no.6, pp.813-816, 2013

〔目的〕肩関節拘縮を伴う高齢患者を対象に,上腕骨解剖頸軸回旋humeral neck axis rotation; HNARを用いた関節可動域運動(range of motion exercise; ROM-ex)の有用性と適応について検討した.〔対象〕平均年齢は86.6±7.2歳の女性20名を対象とした.〔方法〕従来のROM-exとHNARを用いたROM-exを,それぞれ約20回実施し,屈曲,外転,内転,外旋(第1肢位)角度を測定した.〔結果〕従来のROM-exでは,有意な増加が認められなかったが,HNARを用いたROM-exでは,全測定可動域において,有意な増加が認められた.〔結語〕HNARを用いたROM-exは不動による可動域制限を改善するための一手段として,有用性が示唆された.<br>

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上腕骨解剖頸軸回旋を利用した肩関節可動域運動の有用性 ✅従来のROM-exでは,有意な増加が認められなかったが,HNARを用いたROM-exでは,全測定可動域において,有意な増加が認められた. https://t.co/S4sOiEeqMu #CiNii https://t.co/Y0pVMpsBv5

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