著者
丸山 喜久 山崎 文雄 用害 比呂之 土屋 良之
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集A
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.208-216, 2008
被引用文献数
1

2004年10月23日に発生した新潟県中越地震では,関越自動車道と北陸自動車道の一部区間でとくに盛土部に震動が原因となった被害が多数発生した.そこで,本研究では,詳細な高速道路被害データと250mメッシュ単位で細密に推定した地震動強度分布をもとに,盛土部の被害程度と地震動強さの関係について統計的な分析を行い高速道路盛土部の被害関数を構築した.その結果,車両の走行に支障のある被害は,計測震度が5.1∼5.2のとき0.05∼0.1件/kmの被害率を示すと推定された.走行に支障のない軽微な被害も含めると,計測震度4.5∼4.6のとき0.05∼0.1件/kmの被害率を示した.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 新潟県中越地震の被害データに基づく高速道路盛土の被害率と地震動強さの関係(丸山 喜久ほか),2008 https://t.co/W4dUTBLBQf

収集済み URL リスト