著者
宮下 達也 須川 修身 和田 義孝 石川 亮 川口 靖夫
出版者
Japan Association for Fire Science and Engineering
雑誌
日本火災学会論文集 (ISSN:05460794)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.13-19, 2012

火災を早期消火するためには, 棒状放水された水の軌跡や挙動を予測し, 火災源に効率良く消火水を供給する必要がある。本研究は, 二次元の簡易計算モデルを構築し, 放水シミュレーションによる放水特性の解析を行った。モデルの構築にはM P S 法を基盤として用い, 粒子径にRosin-Rammler 分布を適用することで, 水塊が飛行中に分裂する挙動を再現することができた。また, モデルの妥当性を定量的に評価するため, 放射流量3.7 L/min(圧力0.05 MPa)の小規模放水実験を実施した。最大射程・最大射高(放水軌跡)及び着水域(Footprint あるいはLanding Zone)に落下した水の分散分布を実験とシミュレーションで比較した結果, 4% 以下の誤差で良く一致した。

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