著者
福地 伸章 松枝 大治
出版者
日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.115-115, 2009

ミャンマー, Mogok地域は,ルビー・サファイア,スピネル,トパズ,電気石などの宝石鉱物を産出する地域として知られる.上八洞石(Johachidolite; CaAl[B3O7])は,岩瀬,斎藤(1942)により北朝鮮吉州上八洞から発見された新鉱物で,最近になって本地域のペグマタイト中からもその産出が報告された.この上八洞石は淡黄緑色と橙黄色部からなり,少量のThを含むのが特徴である.今回は鏡下観察,EPMAによる化学組成,カソードルミネッセンス(SEM-CL)像の観察に加えび流体包有物測定等により本鉱物の生成環境に関して得られた知見を報告する.

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