- 著者
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藤吉 俊尚
肱岡 範
今岡 大
原 和生
水野 伸匡
田中 努
田近 正洋
清水 泰博
丹羽 康正
山雄 健次
- 出版者
- The Japanese Society of Gastroenterology
- 雑誌
- 日本消化機病學會雜誌. 乙 (ISSN:13497693)
- 巻号頁・発行日
- vol.111, no.12, pp.2346-2354, 2014
症例は40歳代の男性.20歳から印刷業に12年間従事し,塩素系有機溶剤に曝露していた.肝機能障害で前医を受診し,肝門部胆管癌と診断され陽子線治療を施行したが,約3年後にリンパ節再発を疑われて当科紹介され,EUS-FNAで診断し化学療法を開始したが,2年でリンパ節が再増大し,外科的リンパ節摘出を施行した.その後1年8カ月再発していない.印刷業従事者が発病し,労災と認定された職業性胆管癌を報告する.