著者
中村 浩一 兒玉 隆之 向野 義人
出版者
The Society of Physical Therapy Science
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.131-135, 2014
被引用文献数
2

〔目的〕格闘技選手においてstate-trait anxiety inventory(STAI)とemotion intelligence scale(EQS)から精神的特性を検討した.〔対象〕格闘技選手(健常男性80名,平均年齢22.6 ± 4.7歳)とした.〔方法〕STAIとEQSを実施し,ボクシングとキックボクシング(打撃群),柔道とレスリング(組み技群)に分け,群間及び競技種目間で比較検討した.〔結果〕STAIでは,群及び競技種目間に差はみられなかったが,状態不安,特性不安が基準値に対し高値の傾向にあった.EQSでは,打撃群が組み技群に比べ「自己対応」が有意に高値,「対人対応」が有意に低値であった.〔結語〕格闘技選手の精神的特性として,不安を抱えやすい傾向にあり,競技特性が情動知能の対応領域に差をもたらす可能性が示唆された. <br>

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格闘技選手の精神的特性に関する研究 http://t.co/fMw09iifrd 「格闘技選手は競技種目に関わらず精神的に不安を抱えやすい傾向があること,また,情動知能として,打撃群が「自己対応」領域,組み技群は「対人対応」領域が他の領域と比べ高い」想像はつくことだけどおもしろい

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