著者
中尾 雄太 大西 英雄 遠藤 優有美 城本 修 村中 博幸
出版者
The Japan Society of Logopedics and Phoniatrics
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.146-154, 2014

われわれは,音刺激への注意喚起における脳賦活領域を同定するために,fMRI(functional magnetic resonance imaging)を用いて,「聴く」と「聞く」における脳賦活領域を定量的に比較検討した.さらに,自作したソフトウェアを用いてMR画像の賦活領域の体積を算出し,各領域における賦活程度を比較した.聴覚障害を認めない健常成人12名(男性5名,女性7名)に対して,男性話者と女性話者の単音節聴取課題,雑音下聴取課題を行った.その結果,音刺激へ注意を喚起すると,前頭前野,縁上野,帯状回が賦活することが示唆された.また,同性話者より異性話者の声に注意を喚起したほうの脳活動が活発になると示唆された.

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こんな論文どうですか? fMRIを用いた聴覚的注意機構の解析(中尾 雄太ほか),2014 https://t.co/2YP2Ya3ZLs われわれは,音刺激への注意喚起における脳賦活領域を同定するために…
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こんな論文どうですか? fMRIを用いた聴覚的注意機構の解析(中尾 雄太ほか),2014 https://t.co/2YP2Ya3ZLs われわれは,音刺激への注意喚起における脳賦活領域を同定するために…

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