著者
川口 淳一郎
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.1, 2011

はやぶさは世界初の地球外物質のサンプルリターン技術の実証を目的に,2003年5月9日,内之浦宇宙センターよりM-Vロケットにより打ち上げられました.その後,7年間,幾多の苦難と困難の惑星間航行の後,2010年の初めにイオンスラスターエンジンによる地球への帰還を果しました.この無事の帰還後の再突入において,はやぶさは,小惑星イトカワからのサンプルをつめた小さなカプセルを無事に放出しました.そのカプセルは地球大気圏内のオーストラリアの砂漠へ,2010年6月13日に到達し,6月15日には無事に回収を果しました.

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