著者
大倉 典子 後藤 さやか 村井 秀聡 青砥 哲朗
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.51, pp.281, 2008

人工物自体の「かわいさ」、すなわち人工物の形状や色・テクスチャや材質等の諸属性に起因する「かわいさ」を系統的に解析し、その結果から「かわいい」人工物を構成する手法を明確化することを目的として、研究を行なっている。今回は、3次元物体の色の要素をきちんと規定して実験を行なうことにより、人工物の「かわいい色」に対する一定の結論を得ようという意図で、バーチャル空間を利用して、バーチャルオブジェクトにおけるかわいい色について系統的な実験を実施した。
著者
和田 修平 椎塚 久雄
出版者
The Japan Joint Automatic Control Conference
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.38-38, 2010

現在,音楽は色々なメディアを通し人々に浸透している.人々はそれぞれのニーズにあった流れで音楽を入手している.CDショップでCDを購入する際は,アーティストや曲やPOP,ジャケットなど多くの要素が購入のプロセスに影響していると考えられる.商品のパッケージは,消費者に知覚・認知,記憶させそれがイメージ喚起と繋がり,購入のきっかけになるとされている.本稿ではCDジャケットに着目し,CDにおけるジャケットの価値を見いだすことを目的としている.
著者
川口 淳一郎
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.1, 2011

はやぶさは世界初の地球外物質のサンプルリターン技術の実証を目的に,2003年5月9日,内之浦宇宙センターよりM-Vロケットにより打ち上げられました.その後,7年間,幾多の苦難と困難の惑星間航行の後,2010年の初めにイオンスラスターエンジンによる地球への帰還を果しました.この無事の帰還後の再突入において,はやぶさは,小惑星イトカワからのサンプルをつめた小さなカプセルを無事に放出しました.そのカプセルは地球大気圏内のオーストラリアの砂漠へ,2010年6月13日に到達し,6月15日には無事に回収を果しました.
著者
丸山 貴広 寺社下 晃 正道寺 勉
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.4, 2010

プロ野球界では,毎年シーズンオフを迎えると選手の契約更改が始まるが,選手自身の評価と球団の評価が異なることが多いため,契約更改がスムーズに行われないという問題が発生している.本研究では,独自に設定した評価項目から包絡分析法を用いて効率値を算出することにより全投手を適正に評価し,効率値と前年の年棒から翌年の年棒予測を行うシステムを作成した.この結果,精度の高い年棒の予測を行えるようになった.
著者
大竹 峻 猪鹿倉 貴史 石橋 良太 児島 晃
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.1517-1522, 2014

都市や建築空間における安全性・快適性の向上に際して, 歩行者の行動を予測することは非常に重要となる.しかし, 平常時において歩行者はパーソナルスペースや経路選択といった心理的影響を扱う必要があり, そのモデル化にはさまざまな課題がある.そこで本研究では, パーソナルスペースを考慮した群集挙動モデルに新たに経路選択評価値を導入し, 平常時における歩行行動を予測することを目的とする.
著者
伊豆田 修祐 高橋 正樹
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.731-738, 2014

航空機のエンジン故障により,飛行に必要な推力が得られない場合に,近隣の空港へ速やかに緊急着陸する技術が求められている.緊急着陸時には,着陸点へ到達可能かつ安全な飛行経路を計画する手法が必要となる.そこで,本研究では着陸点での到達高度を考慮した最終進入距離の可変化,および最終進入でのスポイラーの使用による滑空性能の変化を考慮した経路計画手法を提案する.
著者
濱田 吉郎 大谷 崇 木田 隆 長塩 知之
出版者
The Japan Joint Automatic Control Conference
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.138-138, 2005

静止3トン級大型柔軟構造衛星ETS-VIIIは,2006年度にH2Aロケットで打ち上げられる予定である.筆者らは,この衛星の後期利用段階における,先端制御理論を用いた衛星姿勢制御技術の実証実験を提案しており,複数の制御則について衛星への適用可能性について検討を進めている.本講演では,検討結果のうち,ゲインスケジューリング制御則による姿勢制御について報告する.
著者
平社 信人 瀬下 渉 石川 龍弥
出版者
The Japan Joint Automatic Control Conference
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.49-49, 2010

災害救助等を目的としたレスキューロボットとして、災害現場における情報収集を空中から実施するための研究を行う。この空中浮遊型ロボットは、地震等によりがれきの下敷きになった人や冬山での遭難者の捜索、高いビルにおける火災発生時の消火活動支援や取り残された人の生命反応調査や救出支援を実施するものである。これらの支援を実施する際、がれき、ビル等の障害物形状を認識しその障害物形状に沿わせ空中浮遊型ロボットを誘導させる必要がある。本講演では、障害物形状を認識しその障害物形状からある一定距離を維持しながらロボットを誘導させる航法を提案し、地上模擬実験を実施し本手法の妥当性を確認する。
著者
上野 久和 正道寺 勉
出版者
The Japan Joint Automatic Control Conference
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.94-94, 2005

人間が楽曲からコード進行を導き出すためには,感性と音楽知識がなければ正確なコードを決定することはできない.最近では主旋律と伴奏の2種類の情報源があれば,ある程度のコード進行は検出可能である.しかし,主旋律のみからのコード進行の検出は,コードの組合せが何通りもあるため,理想のコード配置は難しいとされている.そこで,本研究ではフィボナッチ数列を取り入れたコード進行の配置アルゴリズムを提案する.
著者
加藤 尊秋 牛房 義明
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.59, pp.159-160, 2016

<p>経済産業省が実施した「次世代エネルギー・社会システム実証事業」の一つとして、北九州市において行われたデマンドレスポンス社会実証をもとに、手動で節電を行う家庭の特徴を述べる。特に、電力価格の上昇に応じて一気に最大限の節電を行う家庭の割合と特徴をまとめる。</p>
著者
久保 博道
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.328, 2010

今年は、大河ドラマ「龍馬伝」の影響もあって、こじゃんと県外からお客様に土佐の高知に来て貰いゆう。龍馬伝の効果を県下全域に広げたいと思うて、「土佐龍馬であい博」を開催しゆう。高知駅前に観光情報のコンシェルジュ機能を持った情報発信館の「とさてらす」と龍馬伝をテーマにしたパビリオンを設置すると同時に、県下の東部・西部・北部に3つのサテライト会場を設けたがよ。この3つのサテライトは、地域の観光情報の発信機能を合わせ持っちょって、周辺の観光地等にお客様が周遊できるような仕組みになっちゅう。お陰様で今年は対前年比で、約7割も観光客が増えたがやき。来年もこの勢いを落としとうないき、「志国高知龍馬ふるさと博」を開催したいと思いゆう。その博覧会の目玉として、大河ドラマ「龍馬伝」で使われた坂本龍馬の生家セットを移築することにしちゅう。坂本家の皆なぁが座ってご飯を食べるシーンがあったろう、あれよ。そして、龍馬だけではなくて、ほかの土佐の歴史上の偉人、例えば都会でも若い女の人にこじゃんと人気のある長宗我部元親とか、また旅行雑誌のアンケートでいっつも1位に輝きゆう、鰹のタタキ(僕らぁはもう食べ飽きちゅうけんど、やっぱり旨いちや)を始めとした美味しい食べ物、それから世界的な牧野富太郎博士の植物園や、まち歩きの「土佐っ歩(とさっぽ)」とか、こじゃんと面白いもんがいっぱい有るがやき。全部は書ききれんき、やっぱり実際に土佐の高知に来てみんと分からんと思うでぇ。けんど、なんじゃかんじゃ言うても、一番面白い観光資源は、「土佐人」やと思うき。早う、土佐の高知へ来てみいや!
著者
西久保 智昭 小林 泰秀
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.50, 2011

本稿では柔軟片持ち梁のフィードフォワード外乱抑制制御系の設計問題において,指向性アクチュエータの効果を実験的に検証する.物理モデルおよび周波数応答実験に基づき以下の知見を得た:開ループのフィードバックパス伝達関数に対して位相遅れが増加する.次にモデル化誤差を考慮せずに求めたH∞補償器と仮想的補償器に基づき以下の知見を得た:補償器のピークゲインが抑制され,その数も少なくなる.
著者
久我 創紀 中村 文一 佐藤 康之
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.1227-1230, 2014

V-22オスプレイや4回転翼型飛行ロボットの位置,姿勢制御モデルであるPVTOLシステムは難しい制御特性を持つ.先行研究においてPVTOLシステムを安定化させる静的な厳密制御Lyapunov関数(SCLF)を設計し,逆最適制御則を設計した.しかしながら,この制御則は,システムのパラメーターの不確かさに対しロバストでない.そこで本研究では,システムのパラメータの不確かさに対してゲイン余裕を保証する適応制御則を提案する.加えて,コンピュータシミュレーションによって提案法の有効性を示す.
著者
渡辺 雅仁 越智 徳昌
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.97, 2007

空中撮影及び定点回収に、動力付パラグライダー型UAV(PPG)が期待されている。PPGは、6自由度のパラグライダーに推進動力を設けた2自由度のペイロードが吊下したもので、制御入力及び風の応答性が剛体の航空機と異なり、スケール等の設計仕様に対する運動特性を解析した研究例はこれまでにない。本発表は、飛行力学の解析、制御系設計のためにPPGのモデルを構築し、その運動特性に関して考察したものである。
著者
鎌田 龍太 高橋 康太 山迫 光起 渡邊 亮
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.59, pp.124-125, 2016

<p>鉄道の運行スケジュールに対し,乗務員を割り当てることを乗務員スケジューリング問題という.本稿では,急行列車と各駅停車が混在する大手私鉄を対象とした乗務員スケジュールの自動作成について述べる.スケジュールの作成は,作成過程での組み合わせ爆発を回避するために,「部分行路」を用いた段階的な最適化により行う.</p>
著者
石光 俊介 福井 和敏 山中 貴弘 中山 仁史
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.408-412, 2014

構音障がい者を対象として発声支援システムの開発を行っている.このシステムでは健常者音声から推定した線形予測係数を用いて障がい者体内伝導音を明瞭化する.システムの概要の他,明瞭化手法の検討結果,および,その有効性を聴取実験および調音素性分析により評価した内容について発表する.
著者
遠藤 重哉 藪野 浩司
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.365, 2011

3リンク劣駆動マニピュレータの運動制御をフリーリンクの角度情報をフィードバックせずに行う。駆動リンクを用いて、フリーリンクを高周波加振し、分岐現象を発生させ安定な平衡状態を作り出す。さらに駆動リンクの角度を変化させることにより、分岐現象に摂動を加え安定な平衡点を徐々に移動させることによって、運動制御を達成する。模型実験を行い、提案手法の妥当性を確認する.
著者
今坂 友亮 福永 智洋 伊藤 章 杉谷 栄規 小西 啓治 原 尚之
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.1032-1033, 2014

近年,電力需給ひっ迫に対応するために,ピーク電力抑制を目的としたデマンドレスポンスが注目されている.本報告では,蓄電池の残量と過去の総供給電力に比例した電力価格情報に基づき,各世帯が所有する蓄電池の充電開始時刻を決定する自律分散型のモデルに,多相同期現象を発生させ,ピーク電力が抑制できることを示す.さらに,ピーク電力を抑制するシステムパラメータの領域を,数値シミュレーションで調べる.
著者
若林 慶彦 岡本 敏明 斉藤 浩一 工藤 寛之 三林 浩二
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.21, 2007

本研究では細胞膜での能動輸送のように、化学物質を認識しその化学エネルギーを力学エネルギーに、常温・常圧で直接変換する新規な駆動機構「有機エンジン」を生体材料と有機材料を用いて作製し、この有機エンジンを利用することで、液体成分やその濃度で駆動・制御可能な生化学式アクチュエータを開発した。