著者
浜田 光誉 鈴木 新一
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第54回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.76, 2011 (Released:2012-03-09)

妨害ロボットは,相手との駆け引きや心理戦をもたらし,手動ロボットは,操縦者の行いによっては,ドラマを生む.こういった要素は,参加者と観客を楽しませる.妨害ロボットと手動ロボットは,面白いコンテストのためには必要である.しかし,2009年にロボコンのルールが変更され,それ以降,妨害ロボットは製作できなくなった.手動ロボットだけが,ゲームに面白さをもたらすことになった.しかし,外国の二チームによって,完全に自動的に動く,「自動化された」手動ロボットを製作された.自動化された手動ロボットはミスをしない.そこにハプニングは生まれない.観客は,ハプニングを楽しめなくなってしまった.ハプニングよって作られたドラマは,テレビ番組とって,とても重要である.自動化された手動ロボットの製作を認めるべきだろうか?
著者
石川 昌明
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第59回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.276-277, 2016 (Released:2017-02-01)

媒介生物により感染が拡大するマラリアのような感染症の数学モデルを提案し,その安定性について講演する.媒介生物を考慮した感染症モデルは必然的に時間遅れが存在するので,特に時間遅れを伴う確率感染症モデルを対象に安定性解析について考察する.
著者
籔内 健人 磯村 英和 山室 光司 岡 朋暉 打田 正樹
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第57回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.570-571, 2014 (Released:2016-03-02)

本発表では,高専ロボコン2013に出場した「メルシー」に関する技術的な内容及び製作過程について紹介する.
著者
黒瀧 悠太 椎塚 久雄
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第52回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.176, 2009 (Released:2010-01-22)

音楽療法において音楽特性を考慮することは非常に重要である.しかし、現在リズムパターンが人に与える影響についての研究例は少ない. 本稿では二種類の打楽器により生み出されるリズムパターンをMIDI音を用いて作成し、リズムパターンが持っている感情的性格について聴取による評価を行った.
著者
犬塚 雄貴 石田 好輝
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第54回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.145, 2011 (Released:2012-03-09)

本研究では繰り返し型じゃんけんにおけるマルコフ戦略を提案する。 繰り返し型じゃんけんとは、1回限りのじゃんけんを連続して繰り返し行う。繰り返し型じゃんけんでは多くの戦略を考えることができる。 マルコフ戦略は、マルコフ過程の考えを導入し、相手の手を先読みする戦略である。この戦略には推移モデルであるマルコフモデルが必要である。
著者
森島 美佳 魚住 超 上條 正義
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第52回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.121, 2009 (Released:2010-01-22)

本研究では、衛生用マスクについて、デザインの観点から改質および改善策を提案していくことを長期的な目的としている。その基礎研究として、エチケットとしてのマスク着用の効果とウィルス、粉じん、花粉に対する防護効果についての問題点を、実験的に明らかにしていく。
著者
若林 慶彦 岡本 敏明 斉藤 浩一 工藤 寛之 三林 浩二
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第50回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.21, 2007 (Released:2008-12-11)

本研究では細胞膜での能動輸送のように、化学物質を認識しその化学エネルギーを力学エネルギーに、常温・常圧で直接変換する新規な駆動機構「有機エンジン」を生体材料と有機材料を用いて作製し、この有機エンジンを利用することで、液体成分やその濃度で駆動・制御可能な生化学式アクチュエータを開発した。
著者
奥薗 智仁 岡島 寛 松永 信智
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第59回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.736-737, 2016 (Released:2017-02-01)

株式市場の内部メカニズム検討する手段に人工市場がある。従来の人工市場では投資家の意思決定や取引のルールを重要視したモデル化がされてない。実用的なルールを内包した人工市場を構築すると、公正な証券取引所の再設計にモデルを利用できる。そこで投資家モデル群と売買ルールに基づいた人工市場を設計し、その評価を行う。
著者
大澤 修一 中村 文一 西谷 紘一
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第51回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.189, 2008 (Released:2009-04-14)

移動体の自己位置推定のためのセンサフュージョン手法として拡張カルマンフィルタ(EKF)が最もよく用いられている.しかし,カルマンゲインを設計するために必要な誤差分散行列を求めるためには繰り返し実験を行う必要があり,実装するためのコストが大きい. そこで,ゲイン設計を簡便化した手法としてわれわれが開発した格子点オブザーバを紹介する.さらにEKFとの推定構造を比較し両者の違いを明らかにする.
著者
小嶋 昂明 滑川 徹
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第57回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.804-809, 2014 (Released:2016-03-02)
被引用文献数
1

本論文では,カルマンフィルタによる小型UAVの位置推定について扱う.UAVにカメラを搭載する場合,機体の振動によりカメラ画像のブレが生じ,推定値の発散につながる.そこで,本論文では,画像情報の信頼度を動的に評価することでフィルタゲインの改良を行い,より画像ブレに頑健な推定アルゴリズムを提案する.そして,制御実験により,提案アルゴリズムの有効性を実証する.
著者
鈴木 新一 浜田 光誉
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第54回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.73, 2011 (Released:2012-03-09)

NHKロボットコンテスト大学部門は1991年から開催され、既に20年継続している。筆者が所属する豊橋技術科学大学は、このロボットコンテストに1992年から参加しており、これまでに6回優勝している。ロボットコンテストの歴史は、3つの時期から成っている。第1期は1992年から2000年であり、この間は人がロボットに乗り、それを操縦して競技が行われた。第2期は2001年か2008年であり、この時期は、数台の自動ロボットと1台の手動ロボットが競技に使われた。試合展開が複雑になるルールであったため、この時期には、多くの種類のロボットと多彩な戦略が開発された。第3期は2009年以降である。本論分は、NHKロボットコンテストのこれまでの発展と現代の工学教育の問題、そして、ロボットコンテストが工学教育に与えた影響を述べる。
著者
加藤 雅大 奥川 雅之 小林 義光 小島 昇
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第54回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.24, 2011 (Released:2012-03-09)

本研究では,科学館等の展示物を説明するツアーガイドロボットの開発を目的としている. ツアーを行う際に,子供たちの安全を確保することが重要である. 本論文では,サービスロボットの安全性確保を目的とした自己復元機構を有する倒立振子型移動ロボットの段差および傾斜路走行問題に対して,空気圧シリンダによる重心移動制御システムを導入し,その有効性について検討する.