著者
小泉 尚嗣
出版者
日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.36-36, 2008

本セッションは、地球化学的手法による地震研究(地震化学)の一分野と考えられる。地震化学は、地震の短期予知に有望な手法として、文部省測地学審議会の建議「第三次地震予知計画の一部見直しについて」(1975年)で取り上げられ、以降、組織的に研究されるようになった。「地震化学の日本におけるスタートは1975年前後であり、1990年代後半には勢いを失い低迷期に入った。」というのが、ほぼ同時期に若手研究者として地震化学と取り組んだ筆者の見解である。したがって、筆者にとっては、本セッションは新生「地震化学」である。その出発に当たり、過去の日本における地震化学研究のレビューを行い、近年の地震研究も考慮して今後を展望する。

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