著者
小川 高 坂野 文俊 山田 裕貴 小川 ひとみ
出版者
一般社団法人 日本獣医麻酔外科学会
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌 (ISSN:21896623)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.53-57, 2015

異所性尿管と尿道拡張のある5ヶ月齢、雄のシーズーに対して、異所性尿管修復術を行ったが尿失禁症状の改善がみられなかった。その後、内科的治療を試みたが、無反応であったため、術後2ヶ月目に尿道拡張部に対して、セロファン・テープ・バンディングによる矯正術を実施した。術直後より尿失禁症状は消失し、その後症状の再発はみられなかったが、術後1ヶ月に無症候性の憩室形成が膀胱壁に観察された。本法は尿道拡張修復のための治療オプションの1つになりえると思われた。

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こんな論文どうですか? 尿道拡張症に対してセロファン・テープ・バンディングを適用した犬の1例(小川 高ほか),2015 https://t.co/x3yiJoqUYN

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