著者
村田 良二
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.59, no.9, pp.577-586, 2016

<p>多様な資料をコレクションとして扱う博物館では,資料の情報を適切に組織化して管理することが必要である。博物館資料の情報は,対象となる分野が多岐にわたるためさまざまな資料を扱うこと,資料自体から得られる情報が少ないこと,またすべての資料がユニークであるといった特徴がある。多様な要求を満たすために,コレクション情報の整備のための標準が国際的なレベルでいくつか提案されている。実際の情報の整備には調査研究が欠かせないが,学芸員が日々の業務を遂行する中で自然に情報を蓄積していけるような環境を整えるのが効果的である。整備された情報は,博物館業務だけでなく一般の観覧者向けの情報提供にも用いられる。</p>

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村田良二「博物館におけるコレクション情報の組織化-情報標準と東京国立博物館の事例-」(『情報管理』59-9、2016年)は、「博物館は単にモノを収集し展示するだけの施設ではない」、「情報の整備には調査研究が欠かせない」と述べる。 https://t.co/LB7B62j2rn

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