著者
阿部 和夫
出版者
水利科学研究所
雑誌
水利科学 (ISSN:00394858)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.92-107, 2012

江戸時代末期の盛岡藩三本木原(現青森県十和田市)は,冷涼な風が吹き渡る不毛な所だった。この地が多くの人々が生きる豊かな大地と変わったのは,江戸時代末期~明治時代初期,盛岡藩士新渡戸傳が,奥入瀬川を水源に新田開発を行ったことによるものである。三本木原の用水開削事業が,その進展とともにどのような課題に出会い,またそれをどのように解決してきたかを検討した。

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明治4年9月27日(1871年11月9日)、新渡戸傳が死去。盛岡藩出身で、旧五千円札に肖像が採用されていた新渡戸稲造の祖父。盛岡藩で要職を歴任し、三本木原台地の開拓に尽力。阿部和夫「盛岡藩三本木原における用水開発事業(Ⅰ)」(『水利科学』56-3)などを参照。 https://t.co/7Kgaqm1UiH

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