- 著者
 
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             阿部 和夫
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 水利科学研究所
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 水利科学 (ISSN:00394858)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.56, no.3, pp.92-107, 2012 
 
          
          
          
        
        
        
        江戸時代末期の盛岡藩三本木原(現青森県十和田市)は,冷涼な風が吹き渡る不毛な所だった。この地が多くの人々が生きる豊かな大地と変わったのは,江戸時代末期~明治時代初期,盛岡藩士新渡戸傳が,奥入瀬川を水源に新田開発を行ったことによるものである。三本木原の用水開削事業が,その進展とともにどのような課題に出会い,またそれをどのように解決してきたかを検討した。