著者
尾張 聡子 戸丸 仁 松本 良
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.64, 2017

<p>表層型ガスハイドレートが胚胎する日本海では複数の海域で海底から湧出するガスバブルが確認されている.潜水調査艇による海底観察から,これらの強度や位置が数日スケールで変化していることが明らかになり,表層型ガスハイドレート近傍の化学環境もガス湧出と同様,短期的に変動している可能性が示唆される.本研究は浸透圧式長期連続採水器(オスモサンプラー)を用いて,ガス湧出の強い上越沖の鳥が首海脚と,ガス湧出の弱い海鷹海脚,湧出が見られない山形沖の鳥海礁(とりみぐり)の3海域で海底下30cmの間隙水を一年間連続的に採水し,一日の解像度で間隙水に溶存する主要イオン(SO42-, Cl-, Na+, Ca2+, Mg2+, K+)とガス(CH4, C2H6)濃度を分析した.</p>

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 日本海の表層型ガスハイドレート胚胎域でみられる間隙水の化学組成・溶存ガス組成の時系列変化とガス湧出強度の変動:オスモサンプラーによる長期連続サンプリングの応用(尾張 聡子ほか),2017 … https://t.co/B9oD1cHnXi

収集済み URL リスト