著者
畠山 智行 神谷 晃央 佐藤 香緒里
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.855-860, 2017
被引用文献数
1

〔目的〕本研究の目的は,大腿骨頸部前捻角が骨盤固定下での股関節屈曲角度に及ぼす影響について明らかにすることである.〔対象と方法〕対象者は健常若年者62名(男性31名,女性31名).大腿骨頸部前捻角をクレイグ検査にて測定し,対象者を平均群,過前捻群,後捻群に男女別で分類した.併せて骨盤固定下での股関節屈曲可動域,背臥位での股関節内外旋,腹臥位での股関節内外旋を測定した.〔結果〕股関節屈曲角度以外の全測定項目に男女差がみられた.股関節屈曲角度において,男女ともに前捻群と後捻群間で有意差がみられ,前捻角度が大きいほど股関節屈曲角度が大きくなった.〔結語〕前捻角などの測定項目に男女差を認めたため男女別で検討した.男女ともに大腿骨頸部前捻角が骨盤固定下の股関節屈曲角度に影響を及ぼすことが明らかとなった.

言及状況

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前から前捻角と股関節の屈曲角度については関連性があって女性の方が前捻が強い傾向にあり、スクワットで過度なニーインが見受けられると思いましたがやはりその傾向はあるようです。 この研究では沙録のみで特に前捻の男女差には触れてはいないようですが。 https://t.co/H5jttOfvc0

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