著者
原口 佳典
出版者
一般社団法人 日本支援対話学会
雑誌
支援対話研究 (ISSN:21882177)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.23-36, 2013

コーチングの歴史をどのように語るか?というのは難しい問題である。ここではまず、『人の力を引き出すコーチング術』の「コーチング」史観を分析し、その後、『コーチングのすべて』の「コーチング」史観と、国際コーチ連盟(ICF)の「コーチング」史観を見ていく。そして日本の「コーチング」の歴史の欠落部分を確認した後に、「コーチング」の歴史を再構成する。その中で、①概念やトレーニング方法としての「コーチング」②組織内の人の関係性としての「コーチング」③マネージャーのスキルとしての「コーチング」④プロフェッショナル・サービスとしての「コーチング」⑤研修でスキルとして伝えられる「コーチング」⑥自己啓発セミナーとしてのコーチング⑦プロフェッショナル養成としての「コーチング」という7つの要素があり、これらがどのように「コーチングの歴史」の中で位置づけられるのかを構造的に解析していく。

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不祥事に言及する公平性をみても、妥当なまとめだと思いたい。コーチング自体は、一定の学術的な研究の蓄積があり、実際にも有用だと考えるが、「人間を給与以上に働かせるための自己啓発・資格ビジネス」に終わらせてはならないだろう。 https://t.co/sfUE6CCXkd @Todo_Wakayama

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