著者
近藤 亮介 國土 将平
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.68, pp.193_2-193_2, 2017

<p>【背景】立ち五段跳びは様々なトレーニング場面で活用されているが、局面全体に着目した技能の評価基準はない。【目的】立ち五段跳びの局面全体の動作評価基準を検討し、典型的な技能ステージとその跳躍特性を明らかにする。【方法】立ち五段跳び動作の時間的順序性と身体の相対的位置関係を考慮した動作評価基準124項目を使用し、61名(年齢:13-36歳、男:49名、女:12名)の動作を試技映像から評価した。対象局面は両脚跳躍、1・3・5歩目とした。ニューラルテスト理論(段階モデル)を適用し、Kondo et al.(2014)を参考に4ランクを推定した。動作観点毎の各カテゴリ達成確率が50%を超えるランクを基準に各技能ステージを解釈した。跳躍特性は踏切・滞空時間の観点で分析した。【結果】技能ステージと跳躍距離の関連性は、身長、体重、性別、年齢、シューズ、路面条件を統制したSpearmanの偏順位相関係数が0.672(p<.01)であった。技能ステージ毎の跳躍特性を検討した結果、技能ステージが上位になるほど、より短い踏切時間で大きく弾むリバウンド型跳躍に移行していくことが示唆された。</p>

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