- 著者
 
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             孫 昊
             
             金 明哲
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 情報知識学会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.28, no.1, pp.3-14, 2018 
 
          
          
          
          - 被引用文献数
 
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             2
             
             
          
        
 
        
        
        <p> 川端康成の少女小説における代筆問題は昔から指摘されており,中でも『花日記』は中里恒子の代筆という疑いが強い.本研究では計量文体学の方法を用いて,この小説の代筆問題に新たな解決策を提示する.本研究では,文章から抽出した文字・記号のbigram,形態素タグのbigram,文節パターンを特徴量とし,アダブースト(AdaBoost),高次元判別分析(HDDA),ロジスティックモデルツリー (LMT),サポートべクターマシン(SVM)とランダムフォレスト(RF)を用いて判別分析を行った.分析の結果,『花日記』は川端康成と中里恒子の共同執筆という結論に至った.</p>