- 著者
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沢井 淳志
山本 隼
都竹 愛一郎
- 出版者
- 一般社団法人 映像情報メディア学会
- 雑誌
- 映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
- 巻号頁・発行日
- vol.72, no.5, pp.J77-J85, 2018
<p>地上デジタル放送では,誤り訂正復号後のBER(Bit Error Rate)によって視聴の可否が決定する.そのため,受信機の誤り訂正能力を向上させることができれば,視聴可能エリアの拡大や,送信電力の低減が可能となる.地上デジタル放送では,畳み込み符号とリードソロモン(RS: Reed-Solomon)符号を用いることで誤り訂正符号化を行っているため,その復号方法であるビタビ復号とRS復号の誤り訂正能力が重要となる.</p><p>本論文では,受信機内で行うビタビ復号において,RS復号後の情報やキャリア毎のC/N情報を用いることで誤り訂正能力を向上させる方法を提案し,シミュレーションにより本提案手法の有効性を検討した結果について述べる.</p>