著者
松崎 哲也 松崎 香苗 横畑 泰志 大坪 リラ 神谷 正男 ヤテス テリー
出版者
公益社団法人 日本実験動物学会
雑誌
Experimental Animals
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.395-401, 1994

キタバッタネズミ (<I>Onychomys leucogaster</I>) の実験動物化を目的としてニューメキシコ州で捕獲した野生キタバッタネズミの実験室内繁殖を試み, 以下の成績が得られた。キタバッタネズミを雌1: 雄1で長期間同居 (30日以上) させた場合の妊娠率は75.0%であったが, 短期間同居 (1~7日) では4.0%と低値であった。産子数は1~6匹の幅で, 平均3.5±1.2匹であった。哺育は比較的良好で, その離乳率は78.8%であった。雌の腟垢像から精子を確認する方法で調査した妊娠期間は, 25~31日, 平均27.4±2.0日であった。なお, 温湿度の一定している飼育室では周年繁殖が可能であった。

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実験動物としてのキタバッタネズミ (&lt;I&gt;Onychomys leucogastey&lt;/I&gt;) の飼育繁殖 https://t.co/fkD6HeVNhO

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