著者
神農 悠聖 岩田 三千子
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会 全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.36, pp.79, 2003

本報では無彩色を対象とし、色票面の照度や色票と背景の対比が色彩の面積効果に及ぼす影響について明らかにするため、実験した結果を報告する。視標面照度は1000lxと100lxの2条件、背景はN2.0、N3.5、N5.5、N7.5、N9.5の5条件で、提示環境条件は計10条件である。実験色票はN3、N5、N7の3色、視角は2_から_10°の1°刻みと20°、30°の11種の円形色票を用いた。参照色票は、無彩色N1.5_から_N9.5の円形色票を、0.5間隔で明度順に並べた。実験方法として、実験色票と同じ色に見える色票を参照色票の中から選択させた。その結果、100lx、1000lxともに背景明度が実験色票の明度以上である場合、面積効果は認めにくく、逆に、背景明度が実験色票より低い場合面積効果が認められた。また1000lxに比べて、100lxの方がやや面積効果が低いことが分かった。

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視標面照度が色彩の面積効果に及ぼす影響:-無彩色色票による明度の検討- https://t.co/wpO58AjW89

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