著者
岩井 彌 坂井 忍 神農 悠聖
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会 全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.50, 2008

大阪地下鉄御堂筋線の9駅のホームの視環境に対し,大学生6名による心理評価実験を実施すると共に,照度分布ならびに輝度分布を測定した.ホーム床面平均水平面照度は,全ての駅がJIS照度基準を満たしていたが,満足度の低い駅がほとんどであった.床面平均照度よりも評価時の視野内平均輝度のほうがホーム全体の明るさ感との相関が高く,特に算術平均輝度よりも幾何平均輝度のほうが高い相関が得られた.評価結果に順序効果の影響が見られた.
著者
神農 悠聖 岩田 三千子
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会 全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.36, pp.79, 2003

本報では無彩色を対象とし、色票面の照度や色票と背景の対比が色彩の面積効果に及ぼす影響について明らかにするため、実験した結果を報告する。視標面照度は1000lxと100lxの2条件、背景はN2.0、N3.5、N5.5、N7.5、N9.5の5条件で、提示環境条件は計10条件である。実験色票はN3、N5、N7の3色、視角は2_から_10°の1°刻みと20°、30°の11種の円形色票を用いた。参照色票は、無彩色N1.5_から_N9.5の円形色票を、0.5間隔で明度順に並べた。実験方法として、実験色票と同じ色に見える色票を参照色票の中から選択させた。その結果、100lx、1000lxともに背景明度が実験色票の明度以上である場合、面積効果は認めにくく、逆に、背景明度が実験色票より低い場合面積効果が認められた。また1000lxに比べて、100lxの方がやや面積効果が低いことが分かった。