著者
吉田 正尚
出版者
公益社団法人 日本セラミックス協会
雑誌
日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.1H23, 2008

ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン(PO)類は一般にその化学構造から表面不活性で後加工による着色等の表面修飾が非常に困難な材料である。そこで新たにシラン系結合剤と機能性微粒子を含む液相中でPO基材表面に微粒子を固定する、ゾルゲル法を基にした手法を独自に開発した。この方法によるとPE糸にダメージを与えること無くW微粒子を強固に固定でき高比重化等の表面修飾をすることができた。では何故PO基材に表面修飾できるのかを考察したところ、PE基材への熱処理実験と結晶性の異なるn-テトラコンタン基材へのW微粒子固定実験の結果から、PO基材への微粒子固定には高い結晶性が必要であると考えられた。またSEM観察の結果、W微粒子はPOが結晶化した部分に島を形成し、その島を起点として拡がるように基材表面を被覆していくものと思われた。

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こんな論文どうですか? ポリオレフィン表面への微粒子固定における基材結晶性の影響(吉田 正尚),2008 https://t.co/Atnd5Q2h5i ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン(PO)類は一般にその化学構造から表面不活性で後加工によ…

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