著者
見坂 武彦
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.64, 2015

種々の動物を宿主として自然界に広く分布するA型インフルエンザウイルスは,赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)の亜型によって分類される.通常,宿主動物に固有の亜型があるが,水きん類ではその全てが存在する.トリインフルエンザウイルス(AIVs)は,変異により他の動物にも感染することがあり,その際,ゲノムとして保有する8つの分節RNAの一部が異種動物ウイルスのものと交雑し,抗原性が変化する.このため,AIVsは新型インフルエンザの出現に深く関与してきた.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) Olsen B. <i>et al</i>., <i>Science</i>, 312, 384-388 (2006).<br>2) Miller G. D. <i>et al</i>., <i>Antarct.</i> <i>Sci</i>., 20, 455-461 (2008).<br>3) Hurt A. C. <i>et al</i>., <i>mBio</i>, 5, e01098-14 (2014).<br>4) Webster R. G. <i>et al</i>., <i>Microbiol. Rev</i>., 56, 152-179 (1992).

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CiNii 論文 -  南極で初めてA型インフルエンザウイルスを発見 https://t.co/jKAOT63xDO #CiNii

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